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ビートマニア専用コントローラーの分解整備の記録

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ビートマニアについて。 1997年にアーケードゲームでビートマニアが稼働。もう28年前の話だ。音楽も良く上手くプレイする人の台には人だかりができていた。アーケードは人目が気になってほとんどプレイしていない。 PS1版は1998年10月に発売。アーケード版の2ndMIXの移植だったようだ。アーケードであまりプレイできなかったのでPS1版が出てすぐにソフトとビートマニア専用コントローラーを入手した。当時、みんな持っていたといっても過言ではない。 久々にビートマニアをプレイした。ずっと眠っていた専用コントローラーの動きが渋いのでメンテナンスすることにした。これを記録する。 ビートマニア専用コントローラーの症状について。 20年以上前に購入したビートマニア専用コントローラー。白い鍵盤が3つと黒い鍵盤が2つ、そしてターンテーブルがある。とてもシンプルなコントローラーだ。 ゲームをすると少し早めにボタンを押さないと「GREAT」にならない。こんなもんだったのか自分の反応が遅いだけかもしれないが…。また白い鍵盤の左のボタンの反応が悪いので分解して整備をする。 ビートマニア専用コントローラの分解整備について。 裏面の赤丸部のねじ6か所を外す。全てプラスねじだ。 裏パネルを開くと鍵盤部分の基板とターンテーブル部分の基板が見える。とても簡単な作りでスカスカである。 赤丸部のねじを外す。合計6か所。 基板を表に向けて鍵盤のボタン部分のゴムとゴムの下にある基板を清掃した。いつも通り無水エタノールを含ませた綿棒でゴシゴシと拭いた。スタートとセレクトも同じように清掃した。 ターンテーブルも回転が良くなかったので分解した。ここはねじにスプリングが仕込んであった。締める時もねじを締めすぎないようにした。ターンテーブルは赤矢印のように凸凹になっておりここをセンサーが通ったり遮断されたりして反応しているようだ。 赤矢印部に少し油を塗ってターンテーブルが回りやすくなるようにした。ターンテーブルの中には透明な円形のプラスチックが入っていた。ターンテーブルを回したときに遠心力で少しでも回す重さを演出するものなのかもしれない。 これで分解整備は終了なのでまた元に戻してゲームをプレイして動作を確認した。 まとめ。 メンテナンスはしたが動きはほとんど変わらなかった。ゲームをしても全く上手くできない。これはコントロ...

PS1・PS2 HDMI変換コンバーターについての記録

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PS1・PS2のHDMI出力への変換について。 以前所有していた日立のプラズマテレビWooはとても気に入っていた。HDMIの接続はもちろんアナログ接続、D端子接続など多種の接続ができ更に接続ポートもたくさんあった。古いゲーム機から最新のゲーム機まで何も問題なく接続することができた。 Wooが故障して急遽、テレビを買い直したが最近のテレビはアナログ接続はもちろん無いしD端子も大人の事情で廃止されているので基本はHDMI端子のみしか接続できない。 我が家のPS2はリビングでまだ現役で稼働するゲーム機なのでアナログ出力をHDMIへ変換して接続していた。 ただ、安物の変換コンバーターを使用していたのでPS1は起動しないしPS2のゲームもできるものできないものがあった。 この問題を解決したのでその記録をする。 購入したHDMI変換コンバーターについて。 今回、購入したHDMI変換コンバーターがこれ。メーカー名とか品番は分からない。ヤフーショッピングで評価が良くPS1もできるとのレビューもあったので購入した。価格は2,550円。 説明書も何もないが決められた場所につなぐだけで良い。左の端子はPS2に接続して右にある黒い箱の所にHDMIケーブルをつなげる。 黒い箱の横に給電用のタイプCポートがあるので付属のケーブルを挿してPS2本体正面にあるUSBより給電する。 解像度が選択できるようだが1080Pとしておいた。 レビュー通りPS2にてPS1のゲームを起動することを確認した。またPS2で起動しなかったゲーム「グラディウスⅢ&Ⅳ」も問題なく起動した。 ※黒い画面に部屋の中が映ってしまったのでモザイク処理済 以前、使用していたHDMI変換コンバーターがこれ。購入当時は500~600円だったように記憶している。安かったけどこれは使えないから買わない方が良い。 安物の変換コンバーターを購入したときはPS1が起動しないとかPS2のゲームも起動しない場合があるなどの情報がなかったように思う。たまたまやったゲームが起動していたので良しとしていた。 まとめ。 今回、変換コンバーターを再購入したきっかけになったのがYouTubeでビートマニアの動画を見ていたらやりたくなったのでセットすると全く動かないので調べてみると変換コンバーターが悪いということが分かった。 PS1やPS2のゲームなら私の大好き...

XBOX ELITE Series2 コントローラー分解整備の記録

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  ELITE Series2コントローラーの現状について。 XBOX ELITE Series2コントローラー(以下、エリコン2)の訳あり品を購入したので現状を確認すると聞いていた通りRBボタンを押しても反応が良くない。5回押して1回反応するような感じだ。また背面にあるボタンも力を入れて押さないと反応しないのでこの2か所の整備を行った。その記録をする。 エリコン2の分解について。 他のXBOXコントローラーはグリップ部のパーツを取るとねじが現れたがエリコン2は作りが違う。正面のパネルを少しずつ浮かせて外さないといけない。写真のように本体に傷がつかないようにマスキングテープをしてオープナーを挿し込み少しずつ隙間を広げていった。 ある程度隙間ができたら前面パネルを引っ張るとこのように外すことができる。少し力が必要だった。 取り外すのに力が必要だったのは赤丸部分に両面テープがありこの粘着をはがさないと正面パネルは外せない。反対側にも両面テープがある。 RBボタンのメンテナンスについて。 赤矢印部分にRBボタンのスイッチがある。 赤丸部分がRBボタンのスイッチだ。ここをエアダスターで吹いてから電子パーツクリーナーを吹きかけてRBボタンを何度もカチカチと押した。これでRBボタンのメンテナンスは終了。 背面ボタンのメンテナンスについて。 次に背面ボタンをメンテナンスするために背面パネルを取り外す。赤丸部分にある6か所のトルクスねじを外す。矢印部分はシールが貼ってありねじが隠されている。 赤丸部のようにシール下にねじがある。これに気付かず背面パネルが外れなくて苦労した。不自然なシールがあるのですぐに気づくべきだがまだまだ修行が足りぬようだ。 やっと背面パネルを取り外すことができた。赤矢印の2か所が背面ボタンの基板である。 赤矢印の背面ボタンの基板を取り外すにはその上にあるバッテリーのケースを外さないとねじが回せない。赤丸の4か所のトルクスねじを外してバッテリーケースを取り除く。 バッテリーのケースを取り外すとバッテリーが現れた。バッテリー容量を確認すると2050mAであった。PS3コントローラーのバッテリーは純正で年代にもよっても差があるかもしれないが570mAとのこと。PS3と比べて3.5倍もの容量がある。 バッテリーのケースを外したら赤丸の基板のトルクスねじを回すこ...

XBOX ELITE Series2 コントローラーの記録

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  最高峰のコントローラーの入手について。 XBOX ELITE Series2コントローラー(以下、エリコン2とする)を入手した。 このコントローラーはRBキーの反応が悪い一部訳アリ品ということでフルセット7,500円でフリマにアップされていたのを見つけてチェックしていた。 マイクロソフトの価格は27,500円。とても定価では買えない。アマゾンでもフルセットは19,000円台だ。(円安の影響か値上げがあったようだ) すぐに売れてしまうだろうと思っていたがこれがなかなか購入者が現れなかった。こんな高級なコントローラーは自分は必要ないと言い聞かせていたがフリマサイトのキャンペーンで安く購入できる期間があり「今、買わないと後悔する」と悪魔の囁きが聞こえて我慢できずポチってしまった。 エリコン2を所有したのでその記録をする。 エリコン2について。 マイクロソフトのPR見出しに「プロのようにプレイしよう」とある。まさにその通りでハード的にもソフト的にも自分好みに細かなカスタマイズが可能だ。評価もかなり高いコントローラーである。 エリコン1と同じくラバー加工された外装パネルだが1よりも手触りがしっくりくる。大げさにいうと1はラバー加工がプヨプヨした厚みがある感じだがエリコン2は手に取ると固すぎず柔らかすぎず丁度良いラバーの触り心地だ。 カスタマイズできるパーツ類は1と同じだ。ただし1のアナログスティックは取り付けられなかったので共有はできない。 アナログスティックの反発力を3段階で調整できる。何が良いかよくわからないので真ん中に設定した。 キーマッピング機能があり自分がカスタムしたキー配置を3種類設定できる。コントローラー真ん中のボタンを押すとカスタムしたキー配置になる。一回押すと1番目のキー配置となりしいたけボタンが緑色に光る、もう一度押すと2番目のキー配置となり青色に光り、更にもう一度押すと3番目のキー配置となり白色に光る。(しいたけボタンとはXBOXマークのボタン) 振動用モーターが4つあるのだがこの振動もコントロールすることができるようだ。 キーマンピングや振動コントロールはアプリ上で行う。 裏面で一番の変更点はバッテリー内蔵となった。今までは専用バッテリーパックを後付けするか単3電池2本を入れるようになっていたがエリコン2でようやくバッテリーを内蔵した。XB...

スイッチのプロコン整備記録

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ジャンクのプロコン購入について。   以前のブログで子供が使い倒しているスイッチのプロコンを分解整備した。(以前の様子は コチラ )しかし掃除のみでは症状が改善しなかったのでアナログスティック部分を交換しようと思ってはいるがいきなり本番で子供のプロコンを壊してしまうのも嫌だったので練習用にジャンクのプロコンを購入した。その記録をする。 ジャンク品の状況把握について。 状況を確認すると左側のアナログスティックにドリフト現状が起きている。それ以外は特に問題はなさそうだ。写真にあるアナログスティックのパーツと入れ替える準備をする。 分解修理について。 ここまで分解をする。(分解については以前のブログ参照)赤丸のフレキケーブルがつながっているので分離するときは注意する。今回は矢印のある左側のアナログスティックの交換を予定していた。 写真は綺麗にしてから写したのだが分解直後はアナログスティック部分に大量の動物の毛と思われるものが付着していた。おそらく前のオーナーさん宅で飼われているペットの毛だろう。 もしかしたら掃除だけで直るかもと思いとりあえずいつも通りのメンテナンスを行った。 目立つ毛はピンセットで取り除きその後、エアダスターで内部のゴミも飛ばし電子パーツ洗浄剤をアナログスティック部分に吹き付けスティックをグルグルまわして馴染ませた。 仮組して状態を確認するとドリフト現象は起きていない。掃除のみで直ってしまった。今回の目的であるアナログスティック部分の交換は必要なくなってしまった。 仮組時に事故があった。赤丸部分のねじの受け側のプラパーツを見てもらうと分かる通りねじを強く締めすぎて破損させてしまった。プラ用の接着剤で補修をした。接着剤が乾いてからねじ止めするとねじを回せばすぐに割れてしまうので乾く前にねじ止めを行い何とか元の形になるように修復した。 まとめ。 今回も前にブログでアップしたのと同じ清掃のみの記録となってしまった。また、余計な仕事をひとつ増やしてしまったがその対応策を経験できた。ねじの締めすぎは注意が必要だ。 それからフリーマーケットの商品紹介欄に「ペットは飼っていません」と書かれているものを見かけるが今回の状況を見ると中に入り込んだペットの毛は分解しないと取れないのでペットを飼っていない人から購入した方が良いのだろうなとも思った。

ストラディヴァリウスの音を聞いた記録。

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  サラマンカホールについて。 岐阜県庁の近くにふれあい会館という建物がありその中にサラマンカホールというコンサートホールがある。700席ほどの会場で今から30年前に完成した。会場内は贅を尽くした造りとなっておりとても見ごたえのあるホールだ。こんな贅沢なホールはもう造れないと思う。 一番の特徴はパイプオルガンがあるということ。まだこの音を聞いたことが無い。Youtubeでデスラーのテーマを聞いたときパイプオルガンの音がとても気に入りいつかここの音も聞いてみたいと思っている。 ここでバイオリンのチャリティーコンサートが開催されたまたま行くことができたのでその記録をする。 古澤巖について。 今回のコンサートの演奏者が古澤巖さんである。全く知らなかったのだが調べるとかなり有名な人だ。若い時から才能があり、日本や海外でバイオリンの大会で優勝をしており葉加瀬太郎や高嶋ちさ子に並んで有名な人らしい。帽子をかぶってバイオリンを弾く変わったスタイルの演奏者だった。 古澤さんは宗次コレクション(Coco壱番屋会長のコレクション)よりストラディバリウスの「サン・ロレンツォ」を生涯貸与されている。 このコンサートに行きたいと思ったのが「ストラディバリウス」の音が聞けるからだ。バイオリンの音も良く知らないのにいきなり初めて聞く本格的なバイオリンの音がストラディバリウスなんてカッコいいではないか。 ストラディバリウスについて。 ストラディバリウスの音がどんなものかと聞かれればいい音だったとしか言えない。300年前に作られておりマリーアントワネットもこの音を聞いたとされる。1時間半ほどの演奏だったが全く飽きることもなくグイグイと古澤ワールドに引き込まれた。 前半の最後に演奏した「ラ・カンパネラ」は元々原曲があってそれを聞いたリストがピアノで弾いてとても有名になったがリストが凄すぎて原曲がショボくなってしまったと話していたが原曲も大変難しそうな曲だった。65歳であんなに難しい曲を演奏できるなんてカッコよすぎる。この年になってようやくバイオリンの弾き方が分かってきたと話していた。 まとめ。 サラマンカホールにあるパイプオルガンを見ることができ、また本来の目的であるストラディバリウスの音も聞けた。隣で座っていた夫婦はとても品があり身なりも良くこのようなコンサートが似合う夫婦であった。私たち夫...

変な動きをするPS3の整備記録

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  CECHA00の変な動きについて。 電源投入後1秒も経たずに落ちるYLODのCECHA00。とりあえずRSXのGPUを2分半ほどホットガンであぶりはんだクラックの処理をした。念のためにRSX側のプロードライザに2個タンタルコンデンサを追加設置して電源を投入するとYLODは発症せず電源が入りLEDも緑色のまま点灯している。 すぐに落ちるYLODは修理できないことが多いのにすごく簡単に修理ができたと思っていた。先ほどは仮組のチェックだったので取り外していたWiFiモジュールやディスクドライブを載せてテレビにつなぎ再度動作チェックをすると電源投入後にディスクドライブからすごい異音がした。「ガッガッガッ」と大きな音を立てていた。そしてPS3起動はしているのだが画面が真っ黒のままである。 その時に対応した方法を記録する。 チェックしたところについて。 まずはディスクドライブを取り外して写真の状態で起動を確認したら普通に動き画面も出てきた。ディスクドライブに何か問題があると考えた。 次にドライブを分解した。前のオーナーさんがドライブを分解して引っかかっていたディスクを無理やり取り外したのか分からないがおかしなことになっていたのでドライブを組みなおして再度取り付けて電源投入するとまた真っ暗画面。 ドライブのフラットケーブルがうまく刺さっていないのかもと思い再度やり直しても同じ。 次にドライブを交換して起動するかのチェック。これは普通に起動した。 ドライブと本体をつなぐフラットケーブルに異常があるのかもしれないと思い先ほど動いたドライブからフラットケーブルを外して付け替えた。 原因はこのフラットケーブルだったと思う。これを交換したら真っ黒画面はなくなり普通に起動するようになった。 ただしまだ問題がある。PS1とPS2のゲームは起動するのにPS3のゲームが起動しない。読み込んでディスクを認識するのだがその先から進まない。また真っ黒画面だ。 システムのバージョンが古いとゲームが動かない現象が前にもあったのでシステムアップデートを試みたがまだ変な動きをする。ディスクは読み込んでオープニング画面が出てきても音が出ないとか最初に出るはずのメーカーのロゴが出てこないなど動きがおかしい。 最終の手段で本体の初期化を行い起動チェックをしたらようやくPS3のゲームも問題なく動いた。 まと...