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初代XBOXの時計コンデンサを交換する記録

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初代XBOXのメンテナンスについて。   前のブログでシャンクの初代XBOXを全分解して錆び取りなどしてメンテナンスを行った。(その様子は コチラ ) その時に一緒に購入したもう一台のXBOXも同じように全分解して中のシールドの錆び取りと外装に移ってしまったプラ部分の錆を取り除いて綺麗にした。 こちらのXBOXはしっかりと起動するのだが時計コンデンサと呼ばれる部分が故障しているので毎回起動するたびに時計の設定画面が出てきてしまう。 今回はこの時計コンデンサを入れ替える記録を残す。 初代XBOXの時計コンデンサ交換について。 全分解して錆び取りを行い水で洗い流して綺麗にした状態である。クエン酸液への漬け込み時間が短かったのか錆が上手く取り切れていなかったのでまだ錆が残っている部分に錆チェンジャーを塗っておいた。(錆チェンジャーは赤錆びを黒錆びに変化させてこれ以上、錆の進行を止めるもの) 今回、問題の時計コンデンサが壊れている影響でXBOXの電源を入れると毎回この時計の設定画面が出てきてしまう。 時計コンデンサは赤丸の2.5v1Fのコンデンサである。 これを見る限りでは破裂しそうとか液漏れしているようには見えない。でも時計が記憶されていないのでここが原因であることは間違いない。 今回、交換するコンデンサはコレ。2.7v1Fの電気二重層コンデンサである。同じ2.5v1Fのコンデンサは見つけることができなかった。 電気二重層コンデンサの特徴はたくさんの電気を長時間蓄えられるという優れたコンデンサであること。 コンデンサのプラスとマイナスの見分け方は足の長さ。短い方がマイナスで長い方がプラス。又は矢印部分にラインがあってラインがある方がマイナスである。 はんだごてを利用して基板から故障しているコンデンサを取り外した。下面を見ても液漏れはしていない。でも故障していると思われる。 基板から取り外したら同じところに交換用のコンデンサを挿し込みたいのだが赤矢印部分のようにスルーホールがはんだで詰まっているのでこれを取り除かなくてはならない。 こんな時にお助けとなるのがスッポンマシン。これを使用してもなかなかスルーホールのはんだは取れなかったのではんだを追加で盛ってスッポンマシンを時間をかけて熱してからスッポンしたらやっとスルーホールが開通した。 このスッポンマシンは時間をかけ...

グラスホッパーの動画を作成した記録

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動画の作成について。 ラジコンを走らせている動画を撮っているうちにこれを編集したくなった。フリーのアプリを探して当初は「VIDEO PAD」というソフトをダウンロードした。 この時はブログにアップするためにひとつの動画の中で必要な部分のみをカットをして使用していたがお試し期間(3か月ぐらいだと思う)が過ぎたら有料になってしまったので別のフリーのアプリを探した。 もっと簡単に感覚で使用できるフリーの動画編集アプリがないかと探したら身近にすごく良いものがあった。それは「Clipchamp」というWindows11に標準搭載されている無料のアプリなのだ。 このアプリを使用してグラスホッパーの動画を作成したのでその記録を残す。 Clipchampの編集方法について。 まずは作成した動画をアップする。初めて動画編集をしてみた。Clipchampは使い方が良くわからなくてもなんとなく感覚で操作できるのが良い。もちろん事前に勉強をした。 YouTubeでパソコン修理屋のうえもっちゃんさんがすごく丁寧に教えてくださっていたのでこれならできると思い同じ様にやってみた。無料アプリってのも良い。 動画の読込と不要部分のカットについて。 ①のインポートから編集したい動画を読み込む。 ②に読み込んだ動画が表示されるのでそれをドラッグくて矢印のボードに貼り付ける。赤ライン部分に貼り付けた動画が表示される。 ③の再生ボタンを押すとその動画を見ることができる。 動画の必要ない部分をカットしてみる。 ①の黒いバーを左右に動かして必要のない部分まで持ってくる。 ②のハサミのボタンを押すとひとつの動画をカットすることができる。 カットしたら必要ない赤丸部分をクリックしてデリートボタンを押すとその部分の動画がなくなる。 動画は削除されるが空白部分が残るのでゴミ箱マークをクリックする。 ゴミ箱ボタンを押すと空白部分がなくなってカットしたところから動画が始まる様になる。 同じ様のこの動画内の後ろの部分も編集して1カット目の動画を作成した。 1カット目と2カット目の接続方法について。 次は違う動画を先ほど編集した1カット目の動画に接続してみる。 最初の動画と同じ様にメディアのインポートから動画を読み込み矢印の様にドラッグしてボードに貼り付ける。 2カット目の動画も1カット目と同じ様に動画を編集して必要な部分のみ...

初代XBOXの整備(錆び取り)の記録

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  初代XBOXの錆び取りについて。 前回のブログで全分解をした初代XBOXは錆びだらけでひどい状態であった。(前回の様子は コチラ )電源は入るのだが起動途中で止まってしまう。 この錆びを落としたり内部の清掃をしたら普通に動いたりしないかなとほんの少しだけ期待して整備を行った。 とりあえず錆びを何とか落とす方法がないか調べてやったみたことを記録する。 錆びを落とす方法について。 内側のシールドがひどく錆びている。特に基板が乗っかっている下側のシールドが錆びまくりだ。この錆びを落とすにはクエン酸が良いとあったので試してみた。 何故か家にあったクエン酸。食用のクエン酸らしい。こびり付いたカルキを取るために嫁さんが購入したとのこと。 この大きさでつけ置きできる桶がないので収納BOXの中身を出して桶代わりにした。シールドが全部浸かる様にお湯を入れてクエン酸を大さじ4~5杯ほど入れた。 1時間経過。錆が取れてるのが分かる。メッキもはげている。この液体は錆とメッキが溶け込んでいる状態で良くない物であると思うので必ず手袋をした方が良い。もし真似をするなら自己責任でお願いします。 4時間ほどつけ置きした。クエン酸液に浸して気になる部分はブラシで軽くこすると錆が綺麗に取れた。全体的にブラシでこすってクエン酸液から取り出し水で洗い流した。 上側のシールドは上部の外装と分離させたかったけど外れなかったのでこの状態でつけ置きした。 同じように数時間つけてブラシでこすって錆を落とし水洗いした。 プラスチックに付いた移り錆は上記の方法では落ちなかったので違う方法で錆を取り除いた。 カビキラーを吹いてブラシでゴシゴシこすった。これが一番きれに取れた。クリームクレンザーも試してみたが全く取れなかった。ただしこの作業は手袋をしないと手が荒れるし臭いもきついので必ず換気をすることをお勧めする。 まだ多少錆が残っているけど何度こすっても取れないのでここまでとした。 仮組をして再度起動してみたが全く症状は変わらなかった。故障の原因はHDDの不良で起動途中にHDDが読めなくてそこで止まっていた。 初代XBOXはHDDの故障が致命傷である。もう直すことができない。基板とHDDがリンクされているのでHDD交換ができないのだ。(改造してHDD交換する方法もあるみたいだけど) ドライブも整備したがイジェク...

初代XBOXのジャンクを購入し全分解する記録

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 初代XBOXについて。 初代XBOXは2001年にアメリカで発売された。2002年に日本でも販売開始し当時の価格は34,800円。CPUはインテルのモバイルセレロン733MHzでペンティアムⅢがベース。 元々はマイクロソフトがセガのドリームキャストへ技術提供していたがドリームキャストが失敗したのでマイクロソフト独自でゲーム業界に参入したと言われているらしい。 発売から24年も経った今、ようやく初代XBOXに興味が出てきたのでジャンク品を購入した。動くかどうかも分からない2台セットを購入したのでその記録を残す。 ジャンクの初代XBOXの状態について。 2台で2,000円で購入したジャンク品。配送費も同じぐらいの費用であった。専用コントローラーは以前購入したジャンクのXBOX360に何故か付いていたので持っている。 そもそも、初代XBOXに興味が出たのもXBOX360は初代XBOXの下位互換があるだが全てのゲームに対応しているわけではない。初代XBOXでしか動かないゲームが存在している。そんなわけで購入してみることにした。(これ以上ハードを増やしても設置場所がないのだが) 購入した内の1台は目立つ傷がたくさんある。もう一台もそこそこ目立つ傷があった。どちらも見た目は良くないジャンク品だった。 サイドの隙間から中を覗くと中の鉄が錆びまくっているのが分かる。2台とも錆び錆び状態だ。保管状態が悪すぎる。雨風でも当たっていたかのようだ。 そんな状態でも2台とも電源は入った。見た目がひどい方は起動途中で止まり全く動かない。ディスクトレーのイジェクトを押しても全く反応なし。 見た目がそこそこの方はしっかりと起動してゲームソフトも読み込むことができた。 とにかくこの錆びを何とかしたいので全分解する。 初めての全分解なので練習として起動しない方を分解してみる。錆がボロボロと落ちてくるので床に新聞紙を敷いて作業をした。まずは本体裏側の赤丸部分の6か所のトルクスねじを外す。ゴム足の下、4か所と所シール下、2か所にねじがある。 本体を表側にして上部パネルを持ち上げると開くことができる。写真の通り内部の錆もひどい。IDEのケーブルにも錆が付いている。 HDDが設置されているトレーを外すには赤丸2か所のトルクスねじを外す。HDDの後ろにIDEケーブルと電源コードがあるので外しておく。(...

何やら怪しい初代PS3の整備記録 その2

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再び何やら怪しい初代PS3 について。 前回、他人がいじり倒した初代PS3を何とか復活させようと努力をしたが報われなかった。(その様子は コチラ ) ジャンク品を購入するということは他人がいじり倒していて壊れていても何も文句は言えないのである。それを承知で購入するということなのだが前回の様に明らかにCPUやGPUをヒートガンで炙りまくって壊しているのにそれをジャンクとして販売するのはどうなのだろうか? ジャンク品は販売者の良心に委ねられている。ジャンクとはとても都合の良い言葉だ。しかし、ジャンク品が嫌いという訳ではない。悪くもあるし良くもあるのだ。そこがまた魅力なのだろう。 今回も何やら怪しげな初代PS3を整備したのでその時の記録を残す。 再び他人がいじった形跡について。 今回のドナーはもちろん開封済みの初代PS3。封印シールをはがしたマークが出ているがそれをまた貼り付けている。 HDDのねじもいつもと違う。HDDのカバーがない。もしかしてねじ山が大きいのでHDDカバーが閉まらなかったのかもしれない。 HDDがSSDに交換されていた。ちょっとうれしい。でも64GBのSSDって見たことない。 基板を見る分には綺麗そう。前みたいにフラックスが大量についているとかほこりだらけとかではない。 ファンのコードが修復されていた。なんで切れたのだろう。ファンはここまま使用したくないので交換することにした。 ファンのねじを外そうとしたらねじ山がナメてた。でもここならペンチでつかんで回せば外せる。 他のおかしな形跡としてはねじがない部分が数か所あったのと本来あるべき場所ではないところに違うねじがはまっていたりした。写真は初代PS3では使用していないねじ。 行った整備について。 シスコンリーダーで調査するとGPU側の容量抜けとGPUのはんだクラックが原因と思われる。 GPU周りにフラックスを塗ってヒートガンを当てた。GPU全体に熱が伝わるように施工する。ヒートガンの設定は温度が410度、風量4で2分半行った。 ヒートガンを当てるとすぐにフラックスが溶けてGPUの下へ入って行き2分半後には少し沸騰したような感じでGPU周りでプクプクしだすのでそこでやめる。 仮組して動作確認したら無事に動きました。PS2は読込できなかったのでレンズユニットを交換した。 シスコンリーダーで容量抜けエラーも出...