投稿

PS3用コントローラーの整備記録

イメージ
 PS3のコントローラーについて。 PS3のコントローラーは大きく分けて4種類存在している。 ・CECHZC1J ・CECHZC2J ・CECHZC2JA1 ・CECHZC2JA2 ZC1Jは振動機能がまだ搭載させれいない初期のPS3コントローラー。ZC2Jから振動機能が追加。ZC2JA1はバッテリーの容量が多くなったとのこと。ZC2JA2は基板が小さくなっているらしい。ZC2JA2はあまりお目にかかれない。 色は基本色として上記写真の8色だ。セラミックホワイト、ブラック、サテンシルバー、メタリックブルー、キャンディーブルー、ディープレッド、キャンディーピンク、ジャングルグリーンである。やっと基本色がそろった。 ジャンクでピンクとグリーンを購入し整備したのでそれを記録する。 ジャンクコントローラーの状態把握について。 今回入手したジャンクコントローラー。黒のコントローラーがCHCHZC2J、ピンクとグリーンがZC2JA1である。ゲームパッドテスターというWebサイト上にあるアプリを使用して状態を確認した。 黒は特に問題なく正常品であったがアナログスティック部分が破壊されているのでこれを交換する。 ピンクはジャンクに良くある暴れるコントローラーだった。何も触れていないのにボタンが押されている状況になっている。 グリーンは残念ながら反応が何もない。本体の基板を写真の黒いコントローラーを使用して交換しようとしたが型番が違っていたので別の正常に動くコントローラーの中身ごと入れ替えることにした。(黒いコントローラは中身の形状も違ったので入れ替えに使用できなかった) 分解整備について。 ピンクのコントローラーを分解し清掃した。 暴れる原因となる部分も清掃し処置をし組上げて終了。(暴れるコントローラーの処置の様子は コチラ ) 次にグリーンについては汚れがひどいのでまずは全分解して外装やらボタンをきれいに洗浄。 ドナーとなる子を分解して中身をグリーンのコントローラーと交換する。ついでにアナログスティック部分も取り外して先ほど確認した黒いコントローラーに流用する。 グリーンのコントローラーの中身を入れ替え組上げて終了。 赤矢印は今回、グリーンと黒のコントローラーに部品提供を行ったドナーの子だ。全て組上げたあと先ほど説明したゲームパットテスターで動作の検証をして問題ないことを...

PS3 YLOD整備の記録

イメージ
YLODについて。 PS3のYLODの症状には軽いものや重いものがある。軽い症状とは電源スイッチを押してピッと音がしてから5秒ぐらいして起動しそうな時にYLODとなるものだ。YLODとは「Yellow Light of Death」と文字通りイエローのライトが点灯して落ちてしまい起動しない状況になってしまうことだ。 重い症状は電源スイッチを押してピッの音が出るや否やYLODとなる。即落ちのYLODはCPUやGPUのはんだクラック、中にはCPU、GPUが破損しているなんて物もある。軽い症状のYLODは比較的に修理しやすく重い症状は修理が難しいように思う。 前回のブログで軽い症状のYLODであるCECHL00を分解したので(前回の様子は コチラ )その整備を記録する。 CECHL00の整備について。 CECHL00の基板番号はVER-001である。この基板のYLODの整備は初めてである。だが毎回整備しているCOK-001と同じだろうと思う。 CPU、GPUと書かれている部分の裏側にCPU、GPUが取り付けられている。その近くに黒い長方形で「NEC TOKIN」と書いてあるプロードライザがある。ここに電気を溜めてCPUやGPUに電気を送るのだが経年劣化で電気を溜める力が少なくなっていき電力不足でYLODを引き起こす。 軽い症状のYLODはほんの少しだけ電気を溜める力が弱っていて落ちてしまうというものだ。それをカバーするために赤丸部分に置いてあるのだが470μFのタンタルコンデンサを取り付けてプロードライザの電気を溜める力を補ってやれば起動するはずだ。 CPU側にもプロードライザがあるが軽い症状のYLODのほとんどがGPU側の電力が足りないと考えられるのでGPU側にタンタルコンデンサを取り付ける。 VER-001基板は追加でタンタルコンデンサを取り付けられる場所が少ない。赤丸の2か所を削ってプラス、マイナスを間違えないようにタンタルコンデンサをはんだ付けする。 タンタルコンデンサに予備はんだを乗せておく。ちょっと乗せ過ぎた。 タンタルコンデンサの黒い帯がある方がプラス極である。プラス、マイナスを間違えないようにはんだ付けした。これでYLOD対策は終了。 次にでファンを清掃する。赤丸の3か所のねじを外しファンを取り出す。 ファンはウェットティッシュで埃をふき取った。 グリスア...

PS3 CECHL00分解の記録

イメージ
CECHL00について。  初代PS3にはPS2が搭載されているCECHA00とCECHB00があるがPS2機能がカットされしまったがCPUが微細化されて廃熱問題が改善されたCECHH00とCECHL00がある。 起動しそうなところで落ちてしまう軽いYLOD症状があるL00を手に入れたのでこれを分解した。その記録をする。 CECHL00の分解手順について。 いきなり御開帳状態であるが側面の封印シールをめくってトルクスねじを外す。天板はスライドさせると外れる。上部パネルにねじがあるのでそれを全て外せばこの状態になる。側面にあるHDDも取り外しておく。 御開帳後は赤矢印の基板へ電源を供給しているコネクターを外す。 電源の取り外しだがねじが3種類あるので注意。赤矢印はねじ部分が見えないが小さいねじがひとつある。次に赤丸部分の中くらいの長さのねじ2本。次に緑丸部分の長いねじ2本。 ねじを外したら黒い電源パーツを上に持ち上げると外れる。少し硬いが基板からコンセントのようなものが出ているのでそれを引き抜けば外れる。 電源が外れたら後ろに白いコネクターが刺さっているのでこれも外しておく。 次はドライブパーツを取り外す。矢印の電源供給コネクターとフラットケーブルを外す。フラットケーブルはラッチを持ち上げてからケーブルを引っ張る。 ドライブを取り除くと基板カバーのシールドが見えるので赤丸のねじ11個を外す。ここのねじはMと書いてあるものと何も書いていない2種類のねじがあるので注意。シールドに「M→」と書いてあるのでわかりやすい。 赤四角部分にはCPUとGPUがありヒートシンクを密着させている部分である。この赤四角にある4か所のねじを外す。 赤矢印部分に基板と無線モジュールが接続しているのでこれを外しておく。 基板上部にあるシールドを取り外した状態。シールドを取り外す前に赤四角部分にHDDのシールドがあるので外しておく。先ほどねじを外しているので手で外せる。 赤矢印のファンへ電源を供給しているコネクターとアースのねじを外しておく。 基板を外した状態。CPUとGPUがようやく確認できた。CPUとGPUのグリスがヒートシンクにベッタリくっついているのではがす時はそれなりに力がいる。しかし急激に力をかけてはがすとCPUやGPUが無理やりひっぱられてダメージが出るかもしれないので注意す...

防犯カメラ設置の記録

イメージ
  我が家の防犯カメラについて。 子供が学校から帰って一人で自宅にいるときに見守れるようにと室内の防犯カメラを設置した。こんなの必要ないと思っていたが買って良かった。子供が一人で宿題をしている姿を見たりするとほっこりする。少しタイムラグがあるがカメラ越しに会話もできる。 今回は追加で外の防犯カメラを購入し設置したのでその記録をする。 ANRANのカメラについて。 購入したのはANRANのQ04-5MPという防犯カメラだ。このカメラの特徴は電源が必要ないということ。カメラ上部に太陽光パネルがありここで発電して電気を充電してくれる。電気配線なしで取り付けできるのはありがたい。アマゾンで9,000円弱で購入できた。 自宅の竪樋に取り付けるためのアタッチメントも購入した。このアタッチメントに防犯シールも付属しているから利用する。 外部に取り付ける前に設定を行う。携帯にANRANのアプリをインストールして自宅のWiFiにリンクさせると携帯からカメラの画像を見ることができる。カメラが動きを感知すると携帯に案内が届く。 アプリ内で詳細な設定ができる。リアルタイムでカメラを動かしながら監視したりライトを付けることもできる。 こんな感じに取り付けた。購入したアタッチメントとANRANのねじ位置が合わなかったのでひとつ別のアタッチメントをかまして設置した。 すぐに手が届く所だと意味がないので少し高い場所に設置した。 「防犯カメラがありますよ」の大きい忠告シールも貼り付けた。 設置中に乗ってはいけない半分腐りかけていた木製の縁台に体重をかけてしまいとどめを刺してしまった。処分するつもりだったがそれを放置していたのが良くなかった。ケガしなくてよかった。 まとめ。 このカメラは500万画素のカメラでとてもきれいな映像である。防犯のためカメラ映像はお見せできないので残念だが広い範囲をフォローするし夜間もかなりしっかりと見ることができる。太陽光で充電してくれるのでバッテリー切れの心配もない。 後は耐久性がどれぐらいあるかというところ。直射日光が当たり雨風もしのげないのでかなり劣悪な環境下であるのでここは不安要素がある。 もうひとつ心配があるとすればANRANは中国製であること。ANRANのアプリを導入してWiFiでつなげて携帯で映像が確認できるということはANRAN側はすべてを見ることが...

ビートマニア専用コントローラーの分解整備の記録

イメージ
ビートマニアについて。 1997年にアーケードゲームでビートマニアが稼働。もう28年前の話だ。音楽も良く上手くプレイする人の台には人だかりができていた。アーケードは人目が気になってほとんどプレイしていない。 PS1版は1998年10月に発売。アーケード版の2ndMIXの移植だったようだ。アーケードであまりプレイできなかったのでPS1版が出てすぐにソフトとビートマニア専用コントローラーを入手した。当時、みんな持っていたといっても過言ではない。 久々にビートマニアをプレイした。ずっと眠っていた専用コントローラーの動きが渋いのでメンテナンスすることにした。これを記録する。 ビートマニア専用コントローラーの症状について。 20年以上前に購入したビートマニア専用コントローラー。白い鍵盤が3つと黒い鍵盤が2つ、そしてターンテーブルがある。とてもシンプルなコントローラーだ。 ゲームをすると少し早めにボタンを押さないと「GREAT」にならない。こんなもんだったのか自分の反応が遅いだけかもしれないが…。また白い鍵盤の左のボタンの反応が悪いので分解して整備をする。 ビートマニア専用コントローラの分解整備について。 裏面の赤丸部のねじ6か所を外す。全てプラスねじだ。 裏パネルを開くと鍵盤部分の基板とターンテーブル部分の基板が見える。とても簡単な作りでスカスカである。 赤丸部のねじを外す。合計6か所。 基板を表に向けて鍵盤のボタン部分のゴムとゴムの下にある基板を清掃した。いつも通り無水エタノールを含ませた綿棒でゴシゴシと拭いた。スタートとセレクトも同じように清掃した。 ターンテーブルも回転が良くなかったので分解した。ここはねじにスプリングが仕込んであった。締める時もねじを締めすぎないようにした。ターンテーブルは赤矢印のように凸凹になっておりここをセンサーが通ったり遮断されたりして反応しているようだ。 赤矢印部に少し油を塗ってターンテーブルが回りやすくなるようにした。ターンテーブルの中には透明な円形のプラスチックが入っていた。ターンテーブルを回したときに遠心力で少しでも回す重さを演出するものなのかもしれない。 これで分解整備は終了なのでまた元に戻してゲームをプレイして動作を確認した。 まとめ。 メンテナンスはしたが動きはほとんど変わらなかった。ゲームをしても全く上手くできない。これはコントロ...

PS1・PS2 HDMI変換コンバーターについての記録

イメージ
PS1・PS2のHDMI出力への変換について。 以前所有していた日立のプラズマテレビWooはとても気に入っていた。HDMIの接続はもちろんアナログ接続、D端子接続など多種の接続ができ更に接続ポートもたくさんあった。古いゲーム機から最新のゲーム機まで何も問題なく接続することができた。 Wooが故障して急遽、テレビを買い直したが最近のテレビはアナログ接続はもちろん無いしD端子も大人の事情で廃止されているので基本はHDMI端子のみしか接続できない。 我が家のPS2はリビングでまだ現役で稼働するゲーム機なのでアナログ出力をHDMIへ変換して接続していた。 ただ、安物の変換コンバーターを使用していたのでPS1は起動しないしPS2のゲームもできるものできないものがあった。 この問題を解決したのでその記録をする。 購入したHDMI変換コンバーターについて。 今回、購入したHDMI変換コンバーターがこれ。メーカー名とか品番は分からない。ヤフーショッピングで評価が良くPS1もできるとのレビューもあったので購入した。価格は2,550円。 説明書も何もないが決められた場所につなぐだけで良い。左の端子はPS2に接続して右にある黒い箱の所にHDMIケーブルをつなげる。 黒い箱の横に給電用のタイプCポートがあるので付属のケーブルを挿してPS2本体正面にあるUSBより給電する。 解像度が選択できるようだが1080Pとしておいた。 レビュー通りPS2にてPS1のゲームを起動することを確認した。またPS2で起動しなかったゲーム「グラディウスⅢ&Ⅳ」も問題なく起動した。 ※黒い画面に部屋の中が映ってしまったのでモザイク処理済 以前、使用していたHDMI変換コンバーターがこれ。購入当時は500~600円だったように記憶している。安かったけどこれは使えないから買わない方が良い。 安物の変換コンバーターを購入したときはPS1が起動しないとかPS2のゲームも起動しない場合があるなどの情報がなかったように思う。たまたまやったゲームが起動していたので良しとしていた。 まとめ。 今回、変換コンバーターを再購入したきっかけになったのがYouTubeでビートマニアの動画を見ていたらやりたくなったのでセットすると全く動かないので調べてみると変換コンバーターが悪いということが分かった。 PS1やPS2のゲームなら私の大好き...