PS3コントローラー分解の記録
PS3のコントローラーについて。
今更、PS3という人もいるかもしれないがPS3は今でも十分に楽しめる良いマシンである。2006年に初期型のPS3が発売されて価格が6万越えと当時としては衝撃的な価格設定であった。その時に確立されたコントローラーのキー配置。ホームボタンという概念を作ったPSボタンやL3、R3ボタンは今現在のコントローラーの基本配置となっている。
PS3コントローラの分解メンテナンスについて。
ジャンクのPS3コントローラーを安く手に入れたので動作確認をしたら何も触っていないのに勝手に動き回る、いわゆる暴れるコントローラーだったので分解メンテナンスする。
青がきれいなコントローラー。でも分解すると…。
大変汚いコントローラーなのでこの後出てくる写真は控えめに見て欲しい。これでも清掃しながら写真を撮ったのでご了承いただきたい。
とは言うものの前のオーナーのペットの毛が大量に入っているだけなのでホコリとペットの毛の掃除が大変だった。
背面にある5か所のねじを取ってからコントローラー下部を押しながら背面パネルを持ち上げる。
背面パネルを取り外すとバッテリーがあるので引き抜く。バッテリーのコードを引きちぎらないように十分注意する。
画像赤丸のねじを外すと緑の基盤が動くようになるがモーターのコードが基盤につながっているので無理に引っ張らない。
赤丸の左右のモーター部分に爪があるのでそれを外すと白い部分ごと取り外すことができ正面パネルと分離できる。
正面パネルと白い部分が分離したところ。
L2とR2ボタンは手で引き抜くと外れる。
白い部分の表面を見ると十字キーや各ボタンキーの接触部分に黒く印刷されているフィルムがあるのでそこの汚れを無水エタノールを付けた綿棒で清掃する。
少し拭いただけで綿棒が黒くなっているので汚れているのがわかる。
※アナログスティックのプラスチック部は手で引き抜くと外せる。
正面パネルや背面パネル、各種ボタンなど取り外したものを石鹸水を使用してブラシで清掃した。
パーツを流してしまわないようにザルの中でブラシしたり水で流すと良い。ザルなしでうっかり落とすとサヨナラする。
今回の重要事項はココ。赤丸のフィルム部分と緑の基盤部分がねじを締めることによってくっつき各ボタンの信号が伝わるのだが想像するにこの部分にペットの毛が挟まって不具合を起こしたと考えられる。
緑の基盤と白い部分を分離するとこの様になっている。
何度も言うがモーターのコードがつながっているから無理に分離してはならない。
赤丸の基盤とフィルム部を無水エタノールを付けた綿棒で掃除しておく。
赤矢印の黒いスポンジが経年劣化でへたっていてねじで締めたときに緑の基盤としっかりくっつかない。そこにペットの毛が入り込んだと思われる。
黒いスポンジを取り外し下に厚みのある両面テープを仕込んで再度黒いスポンジを元の位置に戻す。黒のスポンジの位置が少し上がっているのが分かる。
これでねじを締めたときに黒いスポンジが配線のフィルムを押し付けてくれて基板ととしっかりと密着してくれる。
暴れる原因のもう一つはアナログコントローラー部にもペットの毛やホコリが入って誤動作をしているのでエアダスターでゴミを吹き飛ばし電子パーツクリーナーを吹き付けてなじむようにスティックをぐるぐる回す。
洗面で清掃し乾かしたパーツとメンテナンスを行った内部を元の状態へ戻す。
正面パネルを裏返して写真のように元通りにセットする。アナログスティックのパーツはツルツルだったので手持ちの部品と交換した。
白いパーツを元に位置に戻す。モータの爪部分は引っかかるようになっているのでしっかりとはめる。
1か所ある緑の基盤を止めるねじを忘れないように。
L1、L2とR1、R2部の白い部分は別パーツとなっていて赤丸部分にスライドしてはめられるようになっている。
L2、R2ボタンは手で押し込むとはめられるが小さいピン(バネの役割をしているもの)が写真の位置に来るようにセットする。
バッテリーのコネクターを挿して元の台座に設置する。
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