PlayStation3についての記録

 

PlayStation3について。

PlayStation3(以下PS3)は2006年に初代が誕生してから2017年に生産終了するまで大きく分けると5モデルある。(ゲームのコラボモデルなどは除く)

所有しているPS3を使ってそれぞれの違いを記録する。


ここに写っている機体は全部正常に稼働しているものである。メインは2階で使用しているCECHA00と1階のリビングでトルネ専用機となっているCECH-4000である。


CECHA00について。

ひとつ目のモデルはみんな大好きCHCHA00である。プレイステーション3といえばこれである。2006年に誕生した初代のPS3の一番の特徴といって良いのがPS2の互換機能を搭載しているというところだ。もうひとつは今では当たり前だがブルーレイも再生可能なのだ。ブルーレイの出始めということもありブルーレイの再生機としてのニーズもあっただろう。この二つの影響もあり価格が59,980円と高級品である。

重量も5キロあるとのこと。当時お店で購入した人たちはこの重さに驚いただろう。電源も380WとデスクトップPC並みの電源を必要としている。当時のソニー社長が家庭用のスーパーコンピュータと表現したようだが正にその通りである。


フロントパネルなどにメッキが使用されており高級感が増している。またディスクドライブ横にカードリーダーも搭載されている。コンパクトフラッシュカード、SDカード、ソニー独自規格のメモリースティックのスロットがあり読み書き可能だ。

カードリーダー下にはUSB端子が4か所ある。これも贅沢な仕様に思う。

左側面にHDDが配置されており容量は60Gだ。


背面はHDMI、LAN、光デジタル、アナログ出力端子がある。これは生産終了の2017年まで同じである。


CECHB00について。

CECHA00の劣化版がCECHB00だ。PS2互換機能は搭載されている。歴代のPS3でPS2互換機能が搭載されているのはA00とB00のみである。

B00は何が省略されて劣化版となっているかは次の通りだ。

・HDDが20Gへ変更(A00は60G)

・メッキパーツの廃止

・カードリーダーの廃止

・無線LAN機能の廃止

HDDは換装すればよいしカードリーダーは特に使用していないから必要ない。メッキパーツは見た目だけのことなので問題ない。無線LAN非対応が一番残念なポイントであるが有線でつなげれば何も問題ない。

上記が変更されて49,980円とA00と1万円の金額差がある。これならA00より買いやすいのかもしれない。


A00と同様B00にUSB端子が4か所ある。

背面はA00と同じ。

PS3の中でA00が一番好きだがB00も好きである。


CECHH00について。

二つ目のモデルは2007年に登場したCECHH00である。見た目は初代のA00、B00に似ているがPS2互換機能がなくなっている。カードリーダーも非搭載だ。

電源が380Wから280Wとなり少し省エネモデルになった。重量は少し減って4.4キロとのこと。でもまだ重い。

CPUも次世代になり微細化されて廃熱問題も少し解消されているのだと思う。

価格は39,980円かなり購入しやすい金額になってきた。このあたりからPS3の売り上げがグッと上がったのではないかと思う。


前面パネルのUSB端子が2か所になっている。この機体はもともとジャンクの機体だったのでフロント部分にあるべきパーツがなくなっていた。穴がたくさん開いているところに本来はパーツがあったと思う。この写真を撮るまで気づかなかった。

初代PS3と同じく左側面にHDDが搭載されており容量は40Gである。


CHCHL00について。

実機は持っていないが2008年にCHCHL00が登場する。L00は一年前に出たH00と同性能、同価格でHDDが80Gへ容量アップされた機体である。


CECH-2000について。

三つ目のモデルは2009年に登場したCECH-2000Aである。中期型といわれ大きくモデルチェンジしている。CPUがまた次世代型となり微細化され廃熱問題もかなり解消されたのか初代は16センチもあった大型ファンが10センチへと小型化されている。

また重量も3.2キロと更に軽量化されている。電源は250Wとのこと。

価格は29,980円と更にリーズナブルになった。私が初めて所有したPS3はこの機体である。(新品で購入したPS3はこれだけだ)


中期型になりかなりスリムになった。ディスクドライブは初代と変わらずフロントローディング形式である。USB端子は2か所でHDDが前面になった。容量は120Gである。


背面の端子は初代と同じである。大きな変更点は電源ケーブルが3極から2極へ変更されたのでケーブルが細くなった。

CECH-2000シリーズはHDDの容量違いなど多くのバージョンが存在する。


CECH-3000について。

四つ目のモデルは実機を持っていないが2011年に登場したCECH-3000Bである。見た目はCECH-2000Aと同様だが電力が200Wと更に省エネ化され重量も2.6キロと軽量化されたとのこと。

HDDの容量が320Gと大きくなり価格は34,980円である。

CECH-3000シリーズもHDD容量違いなど多くのバージョンが存在する。


CECH-4000について。

五つ目のモデルは2012年に登場したCHCH-4000Bである。後期型といわれ2000シリーズより更に小型化、軽量化がされている。電力が190Wとなり重量は2.1キロとなり初代から半分以下となった。


CECH-4000Bの特徴は小型化とトップローディングになったことだろう。フロントローディングのほうが好きだがPS2も後期型のスリムになるとトップローディングになっていた。PS3も同じ道をたどっている。


前面のディスク読込部分はない。USB端子は2か所。

HDDの容量は250Gである。価格は24,980円とかなりリーズナブルな価格となった。


背面の端子は配列が違うものの初代と同じである。

CECH-4000シリーズもHDDの容量違いなど多くのバージョンが存在する。


まとめ。

文章を見てもわかる通りA00とB00については語ることが多く文字量が多くなってしまった。A00、B00は2006年に登場して翌年にはモデルチェンジしているので1年しか生産されていないのだろうかと疑問を持ったので少し調べてみたら2008年1月まで生産されていたようだ。

登場から約2年間で何台生産されその中の何台が日本国内に入ってきたのだろうか。当時は国内にも生産工場があったようだ。見分け方もあるようだがわからなかった。

今や貴重なA00とB00はグリスアップやファンの掃除などしっかりメンテナンスを行いこの世の中に残していかなければならない。

廃熱の問題が引き起こすトラブルが多く困った子であるが手がかかる子ほどかわいいのである。トラブル対応の記録を順次行っていく予定なので手元にある初代PS3を大切にしてほしい。

分解の方法は前回ブログを参照。

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