激安ESCの性能比較の記録

 ESCについて。

ESCとはエレクトロニックスピードコントローラーの略で文字通りラジコンのスピードをコントロールするメカである。またESCにバッテリーをつないで受信機やサーボに電気を送る役目もしている。

ESCはスピードをコントロールするのだが激安で販売しているESCはどれぐらいの性能なのかを確かめてみたのでそれを記録する。


ESCのテスト環境について。

用意したものはタミヤのファインスペックのコントローラーとその受信機。エンドポイントを操作することができないので単純に接続しただけで各々のESCにどれだけの性能差が出るかを確かめる。

モーターはマブチの540ブラシモーター、バッテリーはLiPoバッテリーを使用する。


テストはESCを各々写真の様につないでモーターの回転数を調査する。モーターの回転数は携帯アプリの「Giri」を使用する。このアプリはモーターの回転する音を拾って回転数を出すらしい。調査中はモーターからビビり音が出ないように下にタオルを敷いておいた。


調査するESCについて。

調査№1

MERIGLARE BDESC-S10E-RTR

購入価格 740円

調査する中で一番安いESCだ。価格はアリエクで740円であった。とにかく他を圧倒する安さである。あまりにも安すぎて今まで手を出していなかった。


№1の結果

16957.4rpmであった。回転数を示すrpmとは1分間の回転数を示すとのこと。

これを基準として他も比べてみる。


調査№2

YSIDO YS-60A-RTR

購入価格 1,080円

価格も安く見た目も格好いい。スイッチの部分にゴムがかぶさっておりスイッチが水にぬれてもある程度は水の侵入を防いでくれそうだ。これもアリエクで購入。


№2の結果

16957.4rpmであった。なんと№1と全く同じ結果であった。


調査№3

メーカ名不明 ホビーウイング1060の同等品

購入価格 1,800円

所有しているESCで一番高い。とは言うもののこれも激安品に分類される。2年ほど前に購入した。最近はこの商品の販売をあまり目にしなくなった。粗悪品が多いとも聞く。フリマで購入した。


№3の結果

17038.1rpmであった。今回の3つの比較のなかで一番高い結果となった。


まとめ。

3つを比較すると№3の1060同等品が一番回転数が高いということになるが他二つと比べてもその差は81とわずかな差であった。回転数だけでみればレースするわけでもなく動けばよい程度であれば圧倒的に価格が安い№1で十分のような気がする。

後は他の要因、例えば耐久性や商品精度のばらつきなどがどうなのかということになるのでしっかりした商品が希望であればやはりメーカー品を購入するのが良いだろう。

ただし1060同等品と全く同じ形をしているものがフタバより販売されているが5,500円もするのでなかなかメーカー品には手を出せないのも現状である。


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