XBOX ELITE Series2 コントローラー分解整備の記録
ELITE Series2コントローラーの現状について。
XBOX ELITE Series2コントローラー(以下、エリコン2)の訳あり品を購入したので現状を確認すると聞いていた通りRBボタンを押しても反応が良くない。5回押して1回反応するような感じだ。また背面にあるボタンも力を入れて押さないと反応しないのでこの2か所の整備を行った。その記録をする。
エリコン2の分解について。
他のXBOXコントローラーはグリップ部のパーツを取るとねじが現れたがエリコン2は作りが違う。正面のパネルを少しずつ浮かせて外さないといけない。写真のように本体に傷がつかないようにマスキングテープをしてオープナーを挿し込み少しずつ隙間を広げていった。
ある程度隙間ができたら前面パネルを引っ張るとこのように外すことができる。少し力が必要だった。
取り外すのに力が必要だったのは赤丸部分に両面テープがありこの粘着をはがさないと正面パネルは外せない。反対側にも両面テープがある。
RBボタンのメンテナンスについて。
赤矢印部分にRBボタンのスイッチがある。
赤丸部分がRBボタンのスイッチだ。ここをエアダスターで吹いてから電子パーツクリーナーを吹きかけてRBボタンを何度もカチカチと押した。これでRBボタンのメンテナンスは終了。
背面ボタンのメンテナンスについて。
次に背面ボタンをメンテナンスするために背面パネルを取り外す。赤丸部分にある6か所のトルクスねじを外す。矢印部分はシールが貼ってありねじが隠されている。
赤丸部のようにシール下にねじがある。これに気付かず背面パネルが外れなくて苦労した。不自然なシールがあるのですぐに気づくべきだがまだまだ修行が足りぬようだ。
赤矢印の背面ボタンの基板を取り外すにはその上にあるバッテリーのケースを外さないとねじが回せない。赤丸の4か所のトルクスねじを外してバッテリーケースを取り除く。
バッテリーのケースを取り外すとバッテリーが現れた。バッテリー容量を確認すると2050mAであった。PS3コントローラーのバッテリーは純正で年代にもよっても差があるかもしれないが570mAとのこと。PS3と比べて3.5倍もの容量がある。
バッテリーのケースを外したら赤丸の基板のトルクスねじを回すことができるので2か所ある基板を取り外す。赤丸のトルクスねじはすごく小さいので紛失に注意。
基板を確認すると背面ボタンが押される部分に白いシールがあるのでこのシールをはがして清掃をする。
白いシールをめくってその下にあるボタンが押されるとくっつく部分を清掃した。無水エタノールを含ませた綿棒でゴシゴシと拭いた。基板が2枚あるので2枚とも同じ作業を行う。
これで背面ボタンのメンテナンス終了。
メンテナンス終了後に元に戻してXBOXONEのコントローラーのアプリで動作テストを行った。問題なくRBボタンと背面ボタンの動作を確認した。
まとめ。
今回は訳ありエリコン2を購入して分解整備を行った。清掃のみで問題なく動くようになったので良かった。
分解について感じたのがシール部分の隠しねじは別としてとても簡単に分解することができると感じた。エリコン1の時は背面ボタンの基板がフレキケーブルで本体と接続していたので背面パネルを組むのに苦労した。フレキケーブルが短いため再度取り付けするときが大変だった。
エリコン2はとても簡単にメンテナンスすることができるのでそういう面においても進化しているなと感じた。
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