XBOXeliteコントローラー分解の記録
XBOXeliteワイヤレスコントローラーシリーズ1について。その2
XBOXONEに対応するコントローラーは第1世代から第4世代があり第1、2世代の上位機種としてeliteコントローラーシリーズ1が君臨している。eliteコントローラーも現在は2代目となりシリーズ2が第3、4世代の上位機種となっている。
XBOXのコントローラーをいくつか持っているので違いを別の機会に紹介することにする。
XBOXeliteコントローラーの分解メンテナンスについて。
今回の分解は少しハードだった。慣れれば問題ないのであるがあまり情報がなかったので少し手間取った。心に余裕がなかったので最後の方は写真を撮り忘れてしまっている。
まずは側面のグリップの上の方から棒を差し込み持ち上げると少しずつ爪が外れて行くのでグリップ下までそれを繰り返せばグリップ裏のパネルが外れる。
左右のグリップ裏のパネルを外す。
電池ボックスの蓋を取り外し赤丸のトルクスねじを5か所外す。ねじはすべて同じ大きさ。
ねじを外すとフロントのパネルが簡単に外せるようになる。最初にアナログスティックと十字キーのカスタムパーツは外しておく。
リアパネルも外せるのだがここは注意が必要である。
リアパネルがしっかりはまっていたので力を入れて引き離したら勢いよく離れてしまい赤丸のフラットケーブルがラッチロックを外していないのに取れてしまった。
前オーナーさんも分解をして同じことをやったのか外れやすくなっていた。そのおかげかフラットケーブルを切断せずに済んだ。
リアパネルを分離するときはフラットケーブルに十分注意して無理なく外すよう心掛ける。
リアパネルに付いていた基板をトルクスねじで外す。黒いゴム部分を外すとリアの4か所のボタンが見えるがこのボタンは掃除ができない。ここが反応しないとなると直しようがない。
XBOXのコントローラーには4つのバイブ用モーターがあるのでこのハンダを外さないと基板が外れない。前オーナーさんが外した形跡があるが少し荒くショートしそうなのでしっかりやり直すためにもこちら側を外す。向かって右側の4か所を外した。
モーターが接続している基板の下にもう一枚基板があるのでモーターが接続している基板のトルクスねじ2か所を外し下の基板にアクセスできるようにする。
モーターの基板が下の基板のコネクターに刺さっているのでここも力ずくで外さずじっくりと少しずつ外す。
イヤホン端子部分が外れてしまうが基板の間にはさまれているだけなので問題ない。戻すときに同じ場所設置すれば良い。
モーターの基板にはアナログスティックがあるのでホコリをエアダスターで飛ばし電子パーツクリーナーを軽く吹いてぐりぐり回してなじませる。
LとRとしいたけボタンが付いているシルバーのパーツが外れなくて苦労した。しいたけボタンを押しながらその下の2か所穴がある部分を浮かせて写真のように斜めにすれば外れてくれる。
しいたけボタン部のパーツを外すとやっと下の基板を取り外せる。6か所小さなトルクスねじがありそれを外せば良い。
いつも通り各ボタン裏のゴムの黒い部分と基板のボタンが押されたときに当たる黒い部分を無水エタノールを付けた綿棒で拭き取り掃除をする。
写真はないが下の基板を元の位置に戻し小さいねじ6か所をはめる。次にしいたけボタン部のパーツを取り付けるのだが基板上部にあるUSB受け口にパーツが入ってしまうことがあるので注意する。先ほど取れてしまったイヤホンパーツ部を元の位置に設置してモーター部の基板をねじ2か所で止める。ねじを締める前に下の基板とモーター基板のコネクターがささる様に軽く押す。
モーターのコードをハンダ付けする。どちらも黒のコードが下に来るよう4か所行う。モーターはマスキングテープで仮固定している。
リアパネルの基板に付いているフラットケーブルを見るとラッチロック時にケーブルを強くロックするために先端にある薄いプラパーツが無くなっていた。おそらくこのパーツがなくなったのでリアの4つのボタンを押しても信号が伝わらず一部のキーしか動作しなかったと考えられる。
何か代用できないかと考え両面テープを切り取り片面部分は粘着が付かないままにしてラッチにはめてみた。
いきなり完成だがリアパネルのフラットケーブルをモーター基板のラッチ部へ接続するのに相当手間取った。ケーブルが短くほとんど遊びがないためラッチをロックしようとするとすぐに外れてしまい何度も繰り返した。
リアパネルをはめるときはLT、RTボタンを少し押してあげないとはまらないのでこれも含めて難しかった。
リアパネルがはまったときは気がはやり写真を撮らず一気に組み上げてしまった。最後にシリコンスプレーを吹いて布で拭いたら少しは傷も目立たなくなり見た目も良くなった。
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