XBOXONEコントローラーアナログスティック交換の記録
アナログスティックの状態について。
左アナログスティックの調子が悪い。調べてみると下方向に勝手に動いている。ネット上ではこの現象をドリフトする表現している。XBOXONEのコントローラー設定アプリで調べてみた。
写真の矢印部分を見ると中央にあるべき白丸が下方向に動き続けている。これがドリフトの原因だ。
アナログスティックを取り外す方法について。
早速、アナログスティックを取り出せるところまで分解する。分解方法はこちら。
基板の上に置いた新しいアナログスティックに交換する。
基板を裏返して赤丸部分の14個のはんだを取り除く。赤丸内に黒チップがあるがこのチップは関係ないので触らない。
アナログスティックはスルーホール接続なのでこのはんだの除去は大変だ。
はんだを取り除く電動工具があるがそんな贅沢なものは所有していないのではんだ吸取り線で地道にはんだゴテを当てて少しづつ除去していった。
フラックスを塗ったり追いはんだしたりして対応した。
はんだ吸取り線が汚くなったらすぐに新しいものに取り換えるを何度も繰り返しここまでキレイにした。スルーホールも見えいるが少し楕円になっているスティックの足の部分がなかなか取れない。
はんだ吸取り線だけでは取れないので最後にホットガンを使用してペンチで抜き取った。近くに取れて欲しくないチップがあるので一番細いノズルにして施工した。設定温度は400度。
何とかスティック部分を取り外すことができた。
外した後はフラックスでドロドロになっている基板を無水エタノールを含ませたブラシでこすってきれいに洗浄する。
新しいスティックの取り付け方法について。
新しいアナログスティックの端子をスルーホールにしっかりはめて赤丸部分をはんだするため洗濯ばさみで挟んで取れないようにして施工した。
赤丸がはんだ施工後の状態。スティックの足部分の4ヶ所にはんだを盛りすぎたかもしれない。
テストをしたいので仮組をする。不具合があればまた分解するのでねじは最低限で止める。
コントローラー設定アプリで確認するとドリフト現状は起こっていない。白丸が本来あるべき場所にしっかりと留まっている。
なんとか成功と思っていたが違っていた。急に変な動きをするようになり今回交換したアナログスティックがずっと下方向に入力されたままになってしまった。やはりはんだを盛り過ぎてショートしていた部分があったのかもしれない。
分解して肉眼で確認したが良くわからないので再度スティックを取り外すことにした。
作業を焦ってしまったのかはんだ吸取り線で除去中に基板上の配線をこすってしまい配線を切断してしまった。赤丸部分に配線が無くなっているのが分かる。
これにてアナログスティックの交換作業は終了とした。わかりやすい配線なのでジャンプさせれば良いかもしれないがそんな気分でもないので今回は失敗ということで作業を終了とした。
まとめ。
残念な結果になってしまった。また新たなジャンクのコントローラーを作ってしまった。ただ考えようによっては元々ドリフトして使えないコントローラーなのだからそれをそのまま持っていたとしても使用することはない。状況としては何も変わっていないということだ。
元々壊れて使えないのだからいじってみて更に壊してしまったとしても体制に何も影響はないという精神でいつも修理に挑戦している。
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