XBOXONEコントローラーの分解整備の記録
XBOXONEコントローラーの整備について。
真っ赤な第4世代コントローラーを手に入れた。ただ少々不具合がある。不具合と言うほどでもないが「B」ボタンが変形しているのだ。なので手持ちのジャンクコントローラーから取り出した「B」ボタンと入れ替える記録をする。
コントローラー下にあるボタンパーツがジャンクコントローラーから取り出したものだ。
コントローラーの現状確認について。
このままでも使えないことはないが「B」ボタンが熱で溶けて凹んでいる。問題はこの真っ赤なコントローラーは「A、B、X、Y」ボタンがすべて赤色なのだ。標準のコントローラーは「A」が緑、「B」が赤、「X」が青、「Y」が黄色である。
今回、たまたま「B」ボタンが標準コントローラーと同じ色だったので良かった。
XBOXONEコントローラーの分解と整備について。
グリップ後ろのパネルにオープナーを突っ込んでできたすき間に薄いプラパーツを入れて下に引くと簡単に外れた。左右とも外す。
電池ボックスの蓋を外しシールを半分めくって赤丸の5ヶ所のトルクスねじを外す。
そうするとフロントパネル、リアパネルの外装が外れる。アナログスティックのパーツも手で引き抜くと簡単に取り外せる。
コントローラーを裏返し赤丸2ヶ所のトルクスねじを外す。
しいたけボタンの上にあるプラパーツを外す。2ヶ所引っかかっているところがあるのでプラを折らないように持ち上げれば良い。
LとRのパーツを外す。写真だとわかり難いがここも赤丸部分に引っかかっているところがあるので浮かせてあげれば外れる。
振動用モーターの配線をはんだゴテを使って外す。上から灰色、黒、赤、黒の順になっているので戻すときも同じように配線する。向かって右に4本、左に4本の合計8本の配線があるが今回は右の配線4本を外した。
中央にある無線用の配線(黒いコードで先端が金色のパーツのもの)も2ヶ所外しておく。
コントローラー内には2枚の基板が入っている。振動用モーターが接続していた基板を1番の基板。その下にある基板を2番の基板としよう。
1番の基板を取り外すときに赤丸部分のコネクターで接続されているので真上に引っ張ると抜けてくれる。この2番の基板を外さないとボタンパーツは交換できない。もう一息だ。
1番の基板は左側の振動用モーターの配線がつながったままなので邪魔にならない程度で写真の様に避けておいて2番の基板にある赤丸のトルクスねじを6本外す。これで2番の基板が取り外せる。
2番の基板を外したところ。ようやくボタンパーツの部分にたどり着いた。
グレーのゴムパーツをめくり問題の「B」ボタンを取り外してきれいなボタンと交換する。
ここまで分解したので整備も行う。基板に付いているボタンが押されると反応する黒い部分を清掃する。無水エタノールをしみ込ませた綿棒で拭き取る。グレーのゴムパーツの黒い部分も同じように清掃する。綿棒が黒くなったらきれいな綿棒で再度拭き取る。
整備が終わったらゴムパーツを元の位置に置き(ここは置いてあるだけ)2番の基板を設置して6ヶ所ねじを締める。
1番目の基板も元に戻し2本のねじを締めたら取り外したモーターの配線をはんだする。無線用の配線の金色部分も元の位置にはめる。
L、Rのプラパーツをはめてからしいたけボタンの上のパーツをはめ込む。
外装のリアパネルに戻してアナログスティックもはめておく。アナログスティックをはめたらフロントパネルを設置する。
外装のトルクスねじ5ヶ所を締め電池ボックスのシールも元に戻す。
これでボタン交換と整備の終了。溶けて凹んでいる「B」ボタンをよく見ると交換したボタンと若干だが色が違うことに気がついた。交換した方は色が明るめな赤で凹んでいる方は少し暗めな濃い赤だった。まあ良く見ないとわからないから良しとする。
まとめ。
今回はコントローラーの分解について丁寧にまとめた。整備と言ってもボタンを交換して清掃しただけである。でもこれができれば不具合があったときにある程度対応ができる。
いろんないろのXBOXONEコントローラー。全て第4世代。黄色のコントローラーがお気に入りでメイン使用している。コントローラーも高額で新品だと7,000~8,000円もするのでなかなか手が出ない。
これだけあれば新品2個は買える金額になるけど違うんだよ。不具合のあるものをメンテして使えるようになった喜びと安く買えたという満足感。フリマでジャンクを購入して届いた時のドキドキ感。直せなくて壊してしまった無念な思い。その全てを受け止めて楽しんでいるのだ。
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