XBOXONEのドライブ不調の整備記録

 XBOXONEのドライブ不調について。

XBOXONEのドライブの調子が悪い。ディスクは入っていくのだが中でこれ以上は入らないのにまだディスクを奥まで送り続けているようなモーターの音がする。この音がしたときはディスクを読み込まない。上手く読み込むときはこの音は出ない。原因はわからないがドライブ内の清掃をすれば良くなるのではないかと思いその記録をする。


ドライブの分解について。

ドライブを取り外せる状態にまで分解する。分解手順はこちら。


ドライブ清掃の前に本体のシェル自体も埃っぽいので丸洗いをした。


ドライブを取り外したついでにCPUファンやHDDについた埃も取り除きキレイにした。


ドライブの後ろに付いているSATAと電源のケーブルを外す。ドライブを裏返し4か所のねじを外す。写真には写っていないが赤丸のねじ2か所と反対側にも2か所ある。ピンセットでつまんでいる部分は反対側もねじが隠れている。


ねじを取ると裏のパネルを外すことができる。緑の基板に3か所フラットケーブルが接続しているのでそれを全て外す。フラットケーブルを外したら基板のねじが3か所あるのでそれを外す。


基板に取り付けてあるねじはすごく小さいので無くさないように注意が必要。


基板を取り外すときは矢印のところに基板とモーターのコードがはんだ付けしてありつながっているので注意する。邪魔にならない程度で避けておいて赤丸のドライブの読込ヘッドが付いている部分を外す。


ドライブの読込ヘッドが取り外せた。念のためヘッドも無水エタノールをしみ込ませた綿棒できれいに拭き取っておいた。


今回のメインの整備部分であるディスクを奥へ送り込むゴムのローラー部分を無水エタノール付きの綿棒で清掃した。指で回転させてできるだけ埃を取り除いた。ドライブ内もエアダスターを吹いて埃を飛ばしきれいにした。


ゴムのローラー近くに赤丸のセンサーのような部品を見つけた。これが何に反応しているセンサーなのかわからないがこれも綿棒できれいに拭いておいた。これで整備終了。


整備状況確認について。

仮組してフロントのパネルも設置してドライブの調子を試したが状況はあまり変わらずであった。読み込む時と読み込まない時がある。読み込まなくてもディスクイジェクトはできるのでまたディスクを入れると読み込んだりする気分屋さんだ。


最終手段としてディスクを挿入するときに少し長くディスクを摘まんで中のゴムローラーがディスクを引っ張るのを感じたら摘まんだ手を離すとうまく読み込むことが多い。というかこの方法ならほぼ読み込みに行く。


まとめ。

清掃しても状況はあまり変化はなかった。ネットで調べてみたがこの症状が治る方法はわからなかった。ディスクを少し摘まんで離せば読み込むことはできるので良しとする。何か別の方法が見つかったらまた整備を行う。


おまけ豆知識。

XBOXONEのドライブはもしディスクが取り出せなくなっても強制的に排出することができる。向かって左側面のパネルを外すと赤矢印のオレンジ色のマーク近くに穴がありそこに細長い棒(今回はクリップを真っ直ぐに伸ばしたものを使用)を入れて力強く押すと中のディスクが出て来る。写真は中のディスクが少し出てきているのでここまで出れば引っぱり出せる。


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