PS3コントローラー動作不良の調査記録

PS3コントローラーの動作不良について。

L2キーが全く反応しないPS3コントローラーがあったのでいつもの接触不良で掃除をすれば直ると思っていたが全く改善しないので動作不良の原因を調査したのでその記録をする。

品番はCECHZC2J


PS3コントローラーの分解について。

背面パネルの5か所のプラスねじを外すと写真の状態に開くことができるのだが赤丸部分の爪が引っかかっているのでここを押しながら背面パネルを開いていく。

背面パネルを外したら赤矢印のバッテリーコネクターを抜く。コードだけを引っ張るとコードがちぎれてしまうかもしれないので小さいがコネクターの根元を爪で引っかけて外すと良い。外れにくいのでペンチなど使用すると滑ってコードだけを引っ張ってしまい引きちぎってしまうことがあるので注意する。(経験者談)


バッテリーを外すと赤丸部分のねじがあるのでこのねじを外すと基板やその下にある白いプラ部分も全て取り外せる。


不良の原因について。

白いプラパーツにフィルム状のケーブルがあるのだがここの一部を見ると赤矢印部分の端子がなくなっているのが分かる。一度清掃しているのでその時は気づかなかったがよく見ると端子がなかった。


同じ品番のジャンクコントローラーからフィルム状のケーブルを取り出して比べてみた。上がジャンクコントローラーの端子形状で下が今回のL2キーが全く反応しないコントローラーのフィルム状のケーブルだ。赤矢印部分を比べるとあるべき端子がなくなっているのが分かる。

おそらく何か水分がここについて端子が錆びてしまい清掃したときに錆が削り取れてしまったのだと思う。


フィルム状のケーブルについて。

上がジャンクコントローラーから取り外したもので下が今回の不良原因を調査しているものである。ジャンクコントローラーから取り外したものを利用すればコントローラーが復活するのではないかと思い実行してみたが動かなかった。

よく見ると赤丸部分の数字が違う。また赤線部分もプリントが違う。同じ品番でも製造時期によってプリントされている形状が違うのかもしれない。


ブリント状のケーブルを交換してみた時の写真だが分かりにくいかもしれないがまず大きさが違ってフィルムが浮いてしまっている。おかしいなと思いながら作業をしていた。


まとめ。

今回の動作不良の原因は端子がなくなっていて動かなかったということが確認できた。またフィルム状のケーブルは同じ品番でも製造時期によってプリント形状が違い何でも使用できるものではないということも今回、確認できた。


コメント

このブログの人気の投稿

PS3のリファービッシュ基板についての記録

XBOXONE分解の記録

初代PS3(CECHA00)分解の記録