初代PS3のドライブ調査の記録
ドライブ症状について。
普通に起動はするのだがディスクドライブが動かない初代PS3。今回のドナーはCECHB00である。電源を入れるとディスクは何も入っていないのにディスクを出そうとする回転音が聞こえる。しばらくするとその回転が止まる。もちろんディスクは何も入っていない。
ドライブの現状確認について。
ディスクを入れると普通に入っていきディスクが入っているのを示す青いLEDランプも点灯する。
ディスクは入るのだがその後は何も動かない。ディスクはしっかり定位置に収まっている。
本体からの電圧も調べてみたが12Vと5Vはしっかり来ていた。
電源を入れると何もディスクはないが赤丸部分がクルクルと回りしばらくすると止まる。
正常に動くドライブに基板を乗せ換えてみたが症状は同じであったのでピックアップレンズの問題ではなさそうである。基板の異常なのかもしれないと考えた。
分からないなりにテスターをいろいろ当てて調べてみたらテスターを当てている場所のコンデンサーに違いがあった。何個か調べてこのコンデンサの値が18~45オームだったのに対し・・・
調子の悪い基板は1.53Mオームと他とは違い過ぎる値が出ていた。電気が溜まったままになっているのか?良くわからない。
コンデンサの交換について。
違っている部分がこれぐらいしか分からなかったのでこのコンデンサを交換してみることにした。ジャンク品から部品を取った。はんだごてを2本当てて外した。初めての試みである。
なんとかきれいに取り外すことができた。調子が悪い基板からも同じ工程で取り出した。
ジャンク品から取り出したコンデンサを付けなおした。
仮組して調べてみたが症状は変わらなかった。
まとめ。
何が原因なのかさっぱり分からないままである。ただドライブの動きがおかしいので基板の故障が原因と考えられる。ネットで調べてみたが同じ現象は見受けられなかった。
せっかく起動する初代PS3なのにもったいない話である。本体とドライブの基板をリンクさせるのはやめてほしい。そういえばXBOXONEもドライブの基板を移植しないとドライブ交換はできない。何か法律上そうしなければならない理由があるのかもしれない。
今回はテスターを当てて違いを見たりはんだごて2本遣いでコンデンサを外したりと初めての作業をしたので良い練習ができたということにしよう。
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