XBOX360が使えるようになるまでの記録
XBOX360について。
XBOX360はマイクロソフトがゲーム業界に入って来て本格的に売れ始めた機種だったのではなかろうか。2005年に発売開始というから初代PS3のCECHA00が発売される1年前になる。
日本国内では当時PS2、PS3の力が強すぎてXBOX360の影響力は相当薄いと思っていたが日本で発売して4年間で100万台を超える販売数があったようだ。2013年時点で全世界8000万台を突破しているというから驚きだ。
今更ながらXBOX360を購入した。これは我が家の2台目の360。欲しいジャンクのゲーム機を購入したら一緒に付いてきたものだ。しっかりと動いてくれるしこのままではもったいないので使えるように設定を行ったのだがかなりややこしく苦労したのでその記録をする。
XBOX360の電源の違いについて。
今回購入したXBOX360がコレ。HDD部分や電源アダプター、コントローラーがなく本体のみだった。しかし外観は特に傷もなく綺麗な状態である。
このXBOX360は初期型XBOX360。通称XBOX360FATと呼ばれているらしい。同じ初期型でも電源アダプターの種類がある。これがややこしい。
このXBOX360の電源差込部分がこのようになっている。
これが初期型XBOX360の電源アダプターだ。とても大きい。通称「レンガ」と呼ばれている。初期型XBOX360には電源が203W、175W、150Wの3種類がある。XBOX360が作られた年代によって使用できる電源が違うということだ。
写真の上のアダプターは150W、下は175Wである。203Wは175Wと大きさは同じだ。アダプターの裏面のシールにこの電源が何ワットの仕様なのか表記されている。
それぞれ挿し込み口の形状に違いがあり仕様が違うとアダプターはささらない様になっている。150Wの電源を使用するのは新しい年代の機種なのだろう。
①150W仕様の電源アダプターの挿し込み口。赤いライン部分の2か所に特徴がある。今回購入したXBOX360の電源差込部分だと上の赤いライン部分が当たって挿すことができない。
②175W仕様の電源アダプターの挿し込み口。150Wのものと比べて赤ライン部分が1か所しかない。これなら今回購入したXBOX360に挿せるのでこの機体は175Wの仕様だと確認できる。
③203W仕様の電源アダプターの挿し込み口。①、②と違い赤ライン部分がない。203W仕様は150W、175W仕様のXBOX360の電源としても使える万能な電源アダプターだ。
XBOX360のHDDについて。
この部分に360専用のHDDが装着できる。(本来ならカバーがあるのだが付いていない状態)
XBOX360は専用のHDDがないとゲームが動かないとかシステムがアップデートされて外付けHDDでも動くようになったとか何が正しい情報なのかさっぱり分からない。これまたややこしい。
結論はHDDを装着しなくてもゲームディスクがあればゲームは動く。しかしゲームデータをセーブするにはHDDまたは初期型XBOX360専用のメモリーカードが必要だ。HDDがないとドライブが常に激しく動いているのでとてもうるさい。古い機体なのでこんな使い方してたらすぐにドライブが劣化してダメになるだろう。マイクロソフトはこの時代からHDDにデータをインストールしてゲームを行うことを基本としているように思う。
XBOX360専用のHDDを購入した。20Gしかないがとりあえずこれがあれば良いだろうと思って購入した。1,000円ぐらいだった。
写真はHDDを装着した状態。国内で販売された360専用のHDDは60Gとか120Gだったと思う。20GのHDDは存在するのか不明だがこの商品の購入ページには純正品と表記があった。確かに裏面を見るとマイクロソフトのホログラムシールが貼ってある。
HDDがしっかりと認識されていることを確認した。システム使用範囲があってすでに13.8Gしかなくなっている。
XBOX360用のゲームディスクを入れてデータをインストールしてみた。特に問題なく反応する。これでドライブがうるさくないしゲームもセーブできる。
インストールの仕方はゲームディスクを入れるとゲームが起動してしまうのでコントローラーの中央にあるXBOXボタン通称「しいたけボタン」を押してXBOXガイドの画面でXBOXホームを選択するとゲームを終了しますと出るので「はい」を押して終わらせる。
※設定の画面でディスクを入れたら自動的に起動するをオフにすればこんなことしなくても良かった。
ホーム画面でxボタンの「ゲームについて」を選択する。
ゲームを取り込むというボタンが出てくるのでこれを押すとインストールが始まる。インストールが終了すれば今すぐプレイを押してゲームを始めることができる。ゲームを再び始めるときは面倒だがゲームディスクをセットしないと始まらない。ゲームディスクを所有しているかのチェックがあるのだ。
320Gの外付けHDDを用意してUSBをつなげてみた。フォーマット(FAT32でフォーマットが必要だったと思う)したのか忘れたがシステム設定で確認すると「USBデータ保存機器 空き298GB」と認識されていた。もちろんこっちにもゲームをインストールできるのでどちらのHDDを使用しても良い。
XBOX360専用HDDでもそうではない外付けのHDDでも問題なく起動した。
初代XBOXのゲームが起動できない件について。
XBOX360用のゲームは問題なく起動するが初代XBOXのゲームを入れると起動できない。「問題が発生したため・・・」と表示される。詳しくはXBOXのHPを見てと書いてあるがどこにその記載があるのか全く分からない。と言うかもうXBOX360については見放されている状態である。
調べるとXBOX360専用HDDが必要とあるがそれを装着していても起動してくれない。どうなっているのかこれまたややこしかった。
XBOX360は下位互換があるので初代XBOXのゲームも起動することができる。ただし現在は起動するのにかなり手間がかかる。もっと良い方法があるのかもしれないが見つけられず何とかここにたどり着いた。
長くなるのでこれは次回に記録する。
まとめ。
XBOX360は電源からややこしくジャンカー泣かせの機体である。またHDDについても外付けHDDが読み込めるのは確認できたが初代XBOXが起動しない。専用HDDも装着しているのに起動しない。全く意味が分からない。
XBOX360用のゲームを行うだけであれば外付けのHDDがあれば360専用のHDDが無くても良いのかもしれない。でもせっかく下位互換があるのだから初代XBOXのゲームもやれるようにしたい。
設定が複雑過ぎなのでははないかと思う。今更、XBOX360を触るユーザーなど限られているからなのかもしれないが親切設計でない所も日本向きではないのかもしれないな。
コメント
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