XBOX360の基板の種類についての記録
XBOX360の基板について。
2005年に登場したXBOX360は無印型(海外ではFATと呼ばれている)からS型、E型とモデルチェンジをしてXBOXONEへと引き継がれている。
無印型は発売当初から問題を抱えており出荷した台数に対してかなりの確率でRROD(レッドリングオブデス)と呼ばれる基板異常を起こして起動しなくなる症状が出たとのこと。
その対応策としてS型へモデルチェンジするまでの5年間に何度も基板変更を行っている。無印型のXBOX360の購入するとき(今更購入する人は皆無だろうが)はJasper基板の機体が良いとのことなのでその基板の変更について記録をする。
XBOX360無印型基板の種類について。
必要もないのにXBOX360が気になっていろいろと買い漁ってしまった。少し前に無印型からS型に買い替えたので無印型を買っても使うところないのに困ったものである。
無印型の基板は大きく4つの基板に変化している。(細かく言えばもっとある)
1)Xenon基板 CPUは90nm HDMI端子なし 203W電源
2)Zephyr基板 Xenon基板にHDMI搭載 203W電源
3)Falcon基板 CPUが65nmと細微化して省電力化 175W電源
4)Jasper基板 GPUも65nmとなり更に省電力化 150W電源
XenonとZephyr基板の違いについて。
正面から見たらどちらがXenon基板なのかZephyr基板なのか分からない。
裏側を見えればHDM端子付きとそうでないのがあるのですぐ判別できる。
映像端子を挿すところの上に16.5A(赤ライン部)と書いてある。これは203W電源であることを示す。
電源部分の特徴は赤丸部分の突起。2か所突起がある。ここに203W電源のアダプターを挿す。電源アダプターについては過去に詳しく説明している。(その様子はコチラ)
Xenon基板もZephyr基板もHDDは20G。
無印型のHDDを搭載していないモデルがあったとのことだがファームウェアのバージョンアップができないのでPS2のメモリーカードの様なメモリーユニットが必要だった。このメモリーユニットは518MB。
Falcon基板について。
たくさん買い漁ったのにFalcon基板は1台もなかった。Falcon基板は映像端子を挿す部分の上にあるシールに14.2Aと書いてある。これは175Wの電源であることを示す。
電源部分の特徴は上の赤丸の突起は同じだが矢印部分の下の突起がなくなっている。Falcon基板になって175W電源となり前モデルより省電力化している。
Jasper基板について。
無印型の最終版としてJasper基板が登場している。正面からではどの基板なのか判別ができない。
映像端子を挿すところの上にあるシールに12.1A(赤ライン部)と書いてある。これは150W電源であることを示す。
電源部分の特徴は上の赤丸部分が二つに分かれていてFalcon基板と同じく下の部分の突起はない。(矢印部)
Jasper基板はCPU、GPUともに細微化されて更に省電力化されており150W電源になっている。それによりRRODになる確率も格段に減っている。無印型の中でRROD対策が一番施されている機体ということになる。
搭載されていたHDDは60Gであった。
この黒い機体はXBOX360エリートである。エリートモデルもFalcon基板とJasper基板が存在するらしい。裏側のシールのアンペア数か電源形状を確認しないと判別はできない。
赤ライン部に12.1AとあるのでJasper基板であった。
エリートは120GのHDDを搭載する。
XBOX360はHDDにソフトをインストールしてゲームをするのでHDDの容量は大きい方がよい。2010年以降はファームウェアの更新で外付けのHDDにも対応できるようになったので気軽に容量を大きくすることができるようになった。
まとめ。
正面から見ただけではJaspser基板を判別することはできない。エリートなら全てJasper基板かと思っていたがそうでない機体もあるようだ。Jaspser基板は2008年の後半から製造のものらしい。裏側にあるアンペア数が書いてある部分には製造年月日の表記もあるのでこれもひとつの目安になる。
XBOX360はジャンクを購入するにしても電源アダプターを合わせないといけないので非常に面倒な仕様でジャンカー泣かせの機体ある。一番大きい電源の205Wを持っていれば全てに対応できるから良いのだけれど省電力のものならそれに合った電源アダプターが欲しくなってしまう。こだわり過ぎなのかもしれないな。















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