New3DSLLのアナログスティック交換の記録

 New3DSLLについて。

3DSの上位モデルとして登場したNew3DS。そのモデルの画面がデカい版がNew3DSLL。2014年に発売開始なので11年前と言うことになる。当時の発売価格は18,000円+税。

New3DS(LLも含む)はCPUの処理が早くなってCスティックやZL、ZRボタンの追加など新しい試みがされていたけどこの機能をフルに使用したソフトが発売されなかったと思う。

New3DS専用ソフトは任天堂自身がキラーソフトの販売をしていない。これが3DSからNew3DSに移行できなかった最大の理由だったかもしれない。

DSの販売が終了しNew3DS、特にLLは高額でやり取りされている。壊れた中古も1万円を下らない。コロナが流行る前に外装がボロボロのNew3DSLLを中古で6~7,000円ぐらいで入手していた。今では考えられない価格だ。あの時、買っておいてよかった。


今回修理するNew3DSLLについて。

今回修理するNew3DSLLは外装をスーパー〇ァミコン風に交換してある。中古で購入時、外装がボロボロだったのでこの外装をアリエクで購入した。ロゴマークは伏せてある。


子供が昔のモンハンをやりたいというのでこのNew3DSLLを使わせていたのだがあるときアナログスティックを見るとボロボロになっていた。アナログスティックでよくある症状だ。流石に経年劣化しており使用しているうちにゴム部分が剥がれてきたのだろう。

隣に置いてある新品の交換部品へ入れ替えることにする。


アナログスティックの交換方法について。

裏面の外装を取り外すために赤丸の2か所のねじを外す。このねじはロックされているので全て外れない。ねじが緩めば外装を手で外せる。


外装を外したらバッテリーとマイクロSDカードを外しておく。赤丸の8か所のねじを外す。赤矢印の2か所はゴム足の下にねじがあるのでゴム足を取り外しておく。これで下面のパネルが外れる。

下面のパネルを外す時は前方から後へ持ち上げるように外す。L、Rのボタンがフラットケーブルでつながているので慎重に持ち上げる。


下面のパネルを持ち上げるとL、Rの所でこのようにつながっている部分があるので持ち上げて外す。簡単に外れる。


下面のパネルが外れたところ。赤矢印が今回交換するアナログスティック部分だ。


赤丸のねじを2か所外してアナログスティック部分を持ち上げてから赤矢印のフラットケーブルを外す。


アナログスティックを持ち上げればこの様に外れる。フラットケーブルはラッチを持ち上げれば外れる。ラッチ部分を壊さないように。


ちぎれたゴムが内部に入り込んでいたので綺麗に清掃しておいた。


アナログスティックの下に薄いフィルムがあるのでこれを取り外す。外し方は赤矢印に切れ目があるのでここをピンセットでつまんで持ち上げる。


持ち上げたらこの様にクルクル回せばフィルムが外せる。


アナログスティックも同じように切れ目のあるところから少し力を入れて外に押し出す。後はフィルムと同じ原理でクルクル回せば外れる。


反対の手順で新しいアナログスティックをはめ込んだ。


フィルムもクルクル回して入れ込む。


アナログスティックのフラットケーブルを取り付けたら矢印のところへ突き刺す。


うまく刺されればアナログスティックが入って行くのが分かる。セット出来たら2か所ねじを締める。

残りは反対の工程で元に戻す。


元に戻したら設定のスライドパッドのテストを行い動きに問題ないかをチェックする。動きに問題ないので交換終了。


まとめ。

アナログスティックの交換は比較的簡単なので誰でも交換可能と思う。ニンテンドーが良く使うY字のねじもなかったのでプラスのドライバーがあればOKだ。

これを見ると下画面がかなり黄色くなっている。下画面も間もなく交換時なのかもしれない。まだ部品を購入できるが早く購入しておかないと部品もなくなってきて高額になってくるかもしれない。もうとっくに高額になっているかもしないな。

下画面の交換はまだ簡単だが上画面の交換は地獄だ。DSの語源のダブルスクリーンはヒンジ部分にフラットケーブルがいくつも入り込んでいるのでヒンジ部分の脱着は本当に苦労する。

このヒンジ部分にどうやってフラットケーブルを入れ込んだら良いのか分からなかったけどYouTubeのおかげでその部分の取り外し、取り付けが動画でアップされているのを見つけて勉強させてもらった。

こうやってゲーム機の整備はYouTubeのおかげでやれている。本当にありがたい。


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