初代XBOXコントローラーの分解整備の記録
初代XBOXのコントーラーについて。
評判の高いXBOXシリーズのコントローラーなのだが忘れてはならないのが初代XBOXのコントローラーだ。このコントローラーがあったからこそ現在のXBOXシリーズのコントローラーがあると言って良いだろう。
分解整備中に確認できたが今のXBOXシリーズのコントローラーに受け継がれている部分が多くあることが分かる。
今回は初代XBOXコントローラーを分解清掃してアナログスティックを交換したのでその記録を残す。
初代XBOXコントローラーの状況について。
今回、分解整備する初代XBOXコントローラー。無線ではなく有線のコントローラーだ。見た目はそれほどひどい汚れはない。写真下にある新しいアナログスティックに交換する。
この時代はまだホームボタンと言う概念がないのでそれに当たるボタンはないが右スティック横にある透明と黒のボタンは何に使用するか分からない。
中古で購入したときから赤矢印の様にアナログスティックがこすれている。これを左右とも交換する。
アリエクで交換用のアナログスティック10個入りを購入していたのだがそのうちの2個が違う種類だった。流石、アリエク。この2個のために返品するのも面倒なのでこのまま受け取った。
種類が違っていたのはPS4用のアナログスティックだということが分かった。在庫を持っていなかったのでちょうど良い。
初代XBOXコントローラーは上部にメモリーユニットを装着できる。ただし初代XBOXは本体に8GのHDDを装備しているのでなぜメモリーユニットが必要だったのだろう。友人宅で自分のセーブデータを持ち込むためなのだろうか?2スロットもある。
高かったけどメモリーユニットも購入してみた。このメモリーユニットは8MBである。この時代PS2のメモリーユニットも8MBは標準的な容量だっと思う。
余談だが初代XBOXは初めてゲーム機にHDDを搭載した。しかしゲームソフトをインストールできるわけではない。LANポートも標準装備でおそらくネットワーク系で必要なソフトを後からインストールできるように考えられていたのかもしれない。
CDの音楽データをHDDにインストールすることができる。PS3もそうだったと思うが使ったことはない。当時、ゲーム機で音楽を聴いている人はいたのだろうか。
初代XBOXコントローラーの分解について。
ようやく本題に入る。コントローラー裏面の赤丸部分7か所のねじを外す。プラスのねじだ。矢印部分はシールがあるのではがすとねじが出てくる。
表のパネルを外した。裏面には基板と今回交換するアナログスティックが見える。表パネルのボタン関係は全て手で取り外せる。
十字の方向キーは写真の形状になっているのでねじを2か所外し赤矢印の爪の引っかかりを外せば十字キーも取り外せる。この仕組みは今のコントローラーにも受け継がれている。
アナログスティックは手で上に引っ張ると外れる。ボタンの接触部分は無水エタノールをしみ込ませた綿棒で掃除をした。アナログスティック部分のメンテナンスはエアダスターでホコリを飛ばしてから電子パーツクリーナーを軽く吹いてスティックをグルグルと回してクリーナを馴染ませた。
コントローラを裏返して裏のパネルも外した。
表、裏のパネルとボタン関係を石鹸水で洗って泡を水でよく洗い流した。
新しいアナログスティックを取り付けた。新品は綺麗で良い。
水分をしっかり飛ばしてからボタン類をセットして表と裏のパネルを元通りに戻して分解整備終了。
有線のコードも経年劣化で少しネバついていたので無水エタノールを含ませたティッシュで良く拭いた。
まとめ。
初代XBOXコントローラーの分解整備は簡単だった。ねじも分かりやすいし迷うことはない。
この時代からアナログスティックや十字キー、A、B、X、Yの配置やボタンの色が受け継がれている。コントローラーの形も現在のコントローラーに近い形状をしている。
このころはまだXBOXにはLB、RB、LT、RTボタンの概念はなかったがL、Rボタンが裏面にあり押し加減を調整できるアナログ入力となってる。
初代XBOXにはDUKEという巨大なコントローラーが存在していた。真ん中の部分に液晶画面があり起動すると画面演出が表示される。
これ欲しいと思って探したけど売っていない。初代XBOXには使用できないけど少し前にXBOX20周年記念のDUKEコントローラーが販売していたようだ。1万円ぐらいの販売価格。
黒と白があり現在、黒はなぜか高い金額で販売している。買ってもそんなに使用しないであろう飾りの有線のコントローラーに1万円は出しにくい。















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