XBOXONE内蔵HDDを換装する記録

 XBOXONE内蔵HDDの換装について。

ネットを見ていたらXBOXONEのHDD換装が簡単にできるとの情報を得た。以前は専用のソフトでHDD内にパーティションを作成するができたパーティションではアップデートされたデータが入りきらないため別パーティションからデータが入るように手動で作り直してそこにマイクロソフトのデータをコピーしたり一部のファイルを別に移したりととにかく面倒で時間がかかって大変だった。
それが今回の調べではフォーマットしただけのHDDを取り付けてマイクロソフトのシステムデータを読み込ませれば簡単にシステムが構築されるとのことなのでこれを記録する。

画像は以前使用したHDD内にパーティションを作成する専用ソフト。これはもう使わない。


換装するための手順について。

XBOXONEに内蔵しているHDDは500GBなので今回は1TBを用意し換装する。まずはクリスタルディスクインフォでHDD状態を確認し「正常」を確認する。次に前回紹介したI・Oデータハードディスクフォーマッタを使用しNTFS形式でフォーマットする。


XBOXONEを起動し設定画面のシステムを選択して本体情報を確認する。そこに赤枠でかこってあるOSバージョンが後で必要になるのでメモしておく。


OSバージョンを確認したら電源を落とし分解する。コンセントを外し少し待ってから以前紹介した通り分解を行う。500GBのHDDを取り出し今回用意した1TBのHDDへ換装する。


次に本体を仮組するためにフロントパネルのみを使用したいので天板パネルより取り外す。赤丸の輪っかの部分が爪で引っかかっているので浮かして横にずらしながら外していくとフロントパネルのみ取り外すことができる。


フロントパネルのフラットケーブルをつなぐための準備をする。水色のアダプターはフロントパネルが落ちないように置いてある。フラットケーブルをつなげた後に何かの拍子でフロントパネルが外れてフラットケーブルが断線しないようにするためだ。


フロントパネルにあるフラットケーブルを基板に差し込みラッチをロックしておく。wifiモジュールとスピーカーのケーブルも忘れずに基板につなげておく。

 

本体向かって左側面に赤枠の台形の部品を付けておく。データインストール時に赤枠のシンクロボタンを押すためにこの台形の部品が必要。ボタンが押しやすくなる。


フロントパネルが倒れないように念のためにマスキングテープを貼って仮固定した。


この状態まで仮組をする。仮組ができたら電源コードとHDMIケーブルを接続する。この時点ではLANケーブルは接続していない。


次に準備するものは空き容量が6GB以上あるUSBメモリー1個(2個の場合もあり)とマイクロソフトが提供するアップデート用データだ。

USBメモリーはNFTS形式でフォーマットしておく。マイクロソフトのアップデートデータはOSU1、OSU2、OSU3があるので最初にメモしたOSバージョンを確認する。

  • 6.2.11791.0 (xb_rel_1411.141114-2300) fre
  • 6.2.12521.0 (xb_rel_1503.150305-1449) fre
  • 6.2.12998.0 (xb_rel_1506.150601-2200) fre
  • 6.2.13326.0 (xb_rel_1508.150810-2029) fre
  • 6.2.13332.0 (xb_rel_1508.150903-2141) fre
  • 10.0.10586.1006 (th2_xbox_rel_1510.151107-2322) fre
  • 10.0.10586.1016 (th2_xbox_rel_1510.151118-2147) fre
  • 10.0.10586.1024 (th2_xbox_rel_1510.151203-1909) fre
  • 10.0.10586.1026 (th2_xbox_rel_1510.151217-1035) fre
  • 10.0.10586.1100 (th2_xbox_rel_1602.160210-2122) fre
  • 10.0.10586.1194 (th2_xbox_rel_1603.160317-1900) fre

上記の11種類に該当すればOSU1をダウンロードする。※①

  •  6.2.9781.0
上記の番号ならOSU3とOSU1をダウンロードする。※③

上記の12種類に該当しないのであればOSU2とOSU1をダウンロードする。※②

ダウンロード先はこちら

ダウンロードしたデータを展開し、できたフォルダー($SystemUpdate)をUSBメモリーに入れておく。フォルダーごと全部入れる。OSU2、OSU3が必要な場合はUSBメモリーを2本使いしてOSU1~3のフォルダー名は全て同じなので間違えないように注意する。

自分の機体のOSバージョンは12種類どれにも該当しなかったのでOSU2とOSU1を用意した。

※上記はXBOXのサポートページより引用

アップデート用のUSBメモリーが準備できたら上記の写真の様にUSBメモリーをセットする。上記で※①だったらOSU1を※②だったらOSU2を※③だったらOUS3のUSBメモリーをはじめにセットする。そしてオフラインシステムアップデートを起動できるモードにする。


やり方は左側面にあるシンクロボタンとディスクのイジェクトボタンを押しながら起動ボタンを押す。その時起動音が鳴るがシンクロボタンとイジェクトボタンは押したままにする。10秒ぐらい押し続けると再度起動音が鳴るので上記の画面になれば成功だ。

コントローラーを有線でつないで(USBを差し込めるところは全部で3ヶ所ある)オフラインシステムアップデートを選択する。


アップデート画面に進めばあとは待つのみ。もしアップデートがすぐに終了してエラーが出たら次の対策を行う。

自分の機体はOSU2であったのではじめにOSU2のメモリーをセットしオフラインシステムアップデートをしたがすぐにアップデートエラーが出た。なので一旦電源を落として今度はOSU1のUSBメモリーをセットしてOSU1でオフラインシステムアップデートを行ったらアップデートが成功した。なぜ成功したのかはわからない。

XBOXサポートの手順によるとOSU2をインストールしたあとOSU1をインストールするとあるがそうはならなかったのでその手順の確認はできなかった。

アップデート中は再起動したりアップデートが終わって起動するときにブラック画面のまましばらく何も動かなかったりするがひたすら待てばいつもの起動画面に進む。


起動後に言語が英語になっていたので設定のシステムを選択して言語を日本、住んでいる場所を日本に設定した。起動が確認できた時点でLANケーブルを挿しておいた。


設定のストレージでHDDの容量を見ると空き容量が780GBと表示されているのでHDD換装が成功していることが確認できた。前回は前準備が大変だったが今回は本当にフォーマットしたHDDをセットするだけでシステムを再構築することができた。HDDが1TBになったがそれも認識してくれている。

XBOXONEは2TBまで対応しているので容量が足りなくなったらすぐに対応ができそうだ。


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