グラフィックボードについての記録

 手持ちのグラフィックボードについて。

新PC購入時に付いてきたグラフィックボード(以後、グラボ)の性能を確認したかったのでついでに手持ちのグラフィックボードを集めた。3機種あるがたまたま同年に製作されたグラボのようである。

左から「GTX1050Ti」、「GTX1060」、「RX470」である。この3機種の性能や特徴を記録する。


GTX1050Tiについて。

3機種のうち唯一新品で購入したグラボである。現在サブPCで使用している第4世代のPCがメインPCだった時に購入したものだと思う。

当時大須のドスパラで15,000円~16,000円で購入したと覚えがある。私が初めて購入した本格的なグラボだ。


ミドルタワーのケースにGTX1050Tiを設置するとケースの中にかなり余裕がある感じだ。この機種の一番の特徴は補助電源の供給なしで良く動いてくれるところだ。


GPU-Zでスペックを確認する。

仕様
  • メーカー  NVIDIA
  • 名前    GeForceGTX1050Ti
  • プロセスルール  14nm
  • 発売日   2016年10月25日
  • GPUコア数  768
  • ビデオメモリー  DDR5 4GB
  • GPUクロック  1291MHz
  • メモリークロック  1752MHz
  • DisplayPortx1、HDMIx1、DVIX1
  • 2スロット使用
  • 補助電源なし


ファイナルファンタジー15のベンチマークソフトで高品質、フルスクリーンで計測した結果が「スコア 2542」の「評価 やや重い」であった。補助電源なしでよくぞここまで動いてくれたという感じ。標準品質であれば問題なく動いてくれる。

※PCはCPUi5-8500、RAM16GBの条件(以下全て同じ)


RX470について。

第7世代のPCを使用していた時に購入したのがRX470 8GBモデルである。この機種は劣化版で4GBモデルもある。GTX1050Tiで何も問題なかったのだが流行した「例のグラボ」という仮想通貨のマイニング落ちのグラボが大量に出回っていたので興味本位でそれを購入して使用してみた。フリマで5,000円ぐらいだった。

でもマイニング落ちなので状態も悪く1年も経たないうちに壊れてしまったので同等機種を探してフリマでこの機種を8,000円ぐらいで購入した。「例のグラボ」と出会わなければ購入していなかったと思う。


同じくミドルタワーケースに設置するとピッタリサイズでこれ以上の大きいフルサイズのグラボは入れられないのがわかる。この機種の特徴は補助電源が8ピンもあり電源の供給が多いため発熱を抑えるために大型ヒートシンクとファンが2機付いている。

電気は食うが1050Tiよりも性能が良かったので新PCと入れ替える(入れ替えについてはコチラ)までこの機種を使用してきた。


GPU-Zでスペックを確認する。

仕様
  • メーカー  AMD
  • 名前    Radeon RX470
  • プロセスルール  14nm
  • 発売日   2016年8月4日
  • GPUコア数  2048
  • ビデオメモリー  DDR5 8GB
  • GPUクロック  1230MHz
  • メモリークロック  1650MHz
  • DisplayPortx3、HDMIx1、DVIX1
  • 2スロット使用
  • 補助電源8ピン

同じ条件でベンチマークを計測すると「スコア 3740」、「評価 普通」であった。さすがに補助電源8ピンも使い電気を食うだけはあるなと思う。初めて高品質で計測したが普通に動いてくれた。


GTX1060について。

中古の新PCを購入したときに付いてきたグラボ。これに釣られて第8世代のPCを購入してしまったと言っても過言でない。見た目は前回のRX470に比べてとてもシンプルである。

この機種をネットで調べると発売当時からコスパが高いミドルクラスのGPUということで未だに使用人口が多いとのこと。ただしビデオメモリーが6GBと3GBのモデルがあり手元にあるのは3GBモデルなのでこの3GBを持っていた人はRTXへ移行し中古が安く出回るようになったと考えられる。


ミドルタワーケースに設置すると先ほどのRX470とほぼ同サイズである。しかしこちらは補助電源が6ピンでヒートシンクも小さめ。ファンも1機のみである。


GPU-Zでスペックを確認する。

仕様
  • メーカー  NVIDIA
  • 名前    GeForce GTX1060
  • プロセスルール  16nm
  • 発売日   2016年7月19日
  • GPUコア数  1152
  • ビデオメモリー  DDR5 3GB
  • GPUクロック  1506MHz
  • メモリークロック  2002MHz
  • DisplayPortx3、HDMIx1、DVIX1
  • 2スロット使用
  • 補助電源6ピン


同条件でベンチマークを計測すると「スコア 4152」、「評価 普通」であった。流石、当時のミドルクラスのコスパ最高品である。評価は普通ではあるが高品質でもよく動いてくれた。


まとめ。

グラボの性能はGPUコア数とビデオメモリーの容量、GPUやメモリーのクロック数のバランスらしい。

確かにRX470はGPUコア数2048、ビデオメモリー8GBあり他と比べ圧倒的に数値が高いがGTX1060のGPUコア数1152、ビデオメモリー3GBと数値にかなり差があるグラボにスコアで負けている。原因はGPUとメモリーのクロック数はGTX1060が圧倒的に早いのでそこにあるのだろう。でもプロセスルールを見るとGTX1060だけ16nmなので一世代前で他の2機種は14nmなので微細化され新しい設計である。

今回はファイナルファンタジー15のベンチマークで比較したが何を処理させるかで得意不得意があるのだろう。

現状の使い方を考えると非力な電源に負担をかけない補助電源なしで経済的でよく動いてくれるGTX1050Tiで十分なのかもしれない。中古の価格を見てもGTX1060とほとんど変わらない価格で販売されている。性能では圧倒的にGTX1060の方が上だが私の様な考えのニーズがあるのだろう。


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