PS3の冷却ファンについての記録
PS3の冷却ファンの交換について。
前回のブログでメイン機のPS3のYLOD修理を行った(前回の様子はコチラ)が冷却ファンも部品どりしていた別の物と取り換えた。何故かというと冷却ファンに付いているプラスチック部分が熱により変形していたからだ。
冷却ファンを交換するときに気づいたことがあったのでこれを記録する。
冷却ファンの状況について。
赤丸部分のプラが変形して隙間ができいる。赤矢印の部分に冷却ファンのスチールの留め具に引っかかりプラが止まるようになっているが浮いておりプラがうまく引っかからない。この部分がおそらく全体的に変形している。
冷却ファンの違いについて。
冷却のファンに別の種類が存在することを初めて知った。左側がいつも目にするファンで右が今回YLOD処理したメイン機のファンだ。
左側は羽根が15枚で1枚が大きくて長い。右側は羽根が19枚付いており枚数は多いが羽根のサイズがかなり小ぶりである。左側の方が風を送る力があるように思われる。
左側はNidec製のファン。メイン機についていたファンはNMB-MATと書いてある。メーカー名なのか品番なのか分からない。よく見ると左側のNidec製は2.65Aに対して右側のNMB-MATは2.9A必要なのでNidec製の方が発熱対策になるだろう。(微々たる差だが)
冷却ファン本体に品番らしき番号がある。Nidecの方は「1L10104436」でNMB-MATは「1K10068808」だ。どちらもフルカワエレクトリックとメーカーのシールが付いている。フルカワエレクトリックがある時点でファンの回転部分をNMB-MATからNidec製に変更したのだろうと考えられる。
まとめ。
今回は冷却ファンのプラが溶けて変形していたことでファンに種類があることが判明した。またNidec製の方が使用する電気量も少なく風を送る力もありそうなので今後はNMB-MATを使用しているPS3があればNidec製に交換する方が良いと考える。今まで直らなかった部品どり用の在庫がいくつかあるのでそれで対応する。
それと初期型PS3の設置環境も見直さなければならない。現状の使い方ではプラ部分が溶けてしまうほど熱を持っていることになる。これではまたすぐにYLODを発症させてしまう。
現在は廃熱が溜まらないようにUSBのファンで風の流れを作ってはいるがそれでも足りないようだ。追加のUSBファンを設置するとかPS3に何か足を付けるなどして底面にも風の流れができるように対策をしようと思う。





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