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9月, 2025の投稿を表示しています

PS2の分解清掃と内部電池交換の記録

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 PS2の時計がリセットする件について。 我が家ではプレイステーション2(以下、PS2)がリビングのテレビに接続されている。まだまだ現役の機体なのである。最近のテレビはHDMI入力しかないのでコンポジからHDMIへ変換するアダプターを取り付けている。(その様子は コチラ ) PS2の時計が一度電源を切るとリセットされてしまう。この症状は内蔵電池切れが原因である。内蔵電池交換はとても大変なので出来ればやりたくないのだが今回、分解清掃もかねて内蔵電池を交換したのでその記録をする。 PS2の分解清掃と内蔵電池交換について。 今回、分解清掃するPS2はSCPH-5000である。 背面に拡張用のカバーがあるので外しておく。 PS2を裏返して裏面にある赤丸の8か所にゴム足やプラのねじ隠しのパーツがあるのそれを外してねじを取り外す。 ねじを外したら裏返したPS2をまた元に戻してPS2の上部のパネルを背面から前へ持ち上げる。PS2の前面に爪があって前側からは開けられない。 上部パネルを取り外したらコントローラーを接続する部分のねじを2か所外す。ねじを外すとこの部分がフラットケーブルでつながっているだけになってしまうのでブラブラしないようにマスキングテープで固定しておいた。 上部パネルを再度かぶせてPS2を裏返して下部パネルを開く。これも背面から前へと持ち上げた。すると電源パーツが現れるので赤丸の4か所のねじを外す。 ねじを外したら茶色の基板ごと上へ持ち上げる。電源基板を外したら左隣にあるシルバーのパーツも取り外すことができる。 電源基板の下にある赤矢印部分の透明のシートを外してから赤丸部分の9か所のねじを外す。 電源基板下に廃熱用のファンのコネクターがあるので赤矢印部分を上に引き抜く。コードが切れてしまいそうなぐらい細いので引き抜くときは無理に引き抜かない。 PS2を表側に返して電源スイッチ部分にある赤丸ねじを2か所外す。 電源スイッチや背面のパネル、ファンが外れた。 またPS2を裏返して裏面の基板上にあったシールドを取り外すとやっと本体の基板が見えてきた。赤丸部分のフラットケーブルを外しておく。6か所ある。 写真は表側に戻した本体基板に上部のシールドがある状態である。ディスクドライブをどのように外したか忘れてしまったが上記でフラットケーブルを取り外したら簡単に外れたのかも...

祝!1周年とブログ掲載回数100回の記録

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  祝!1周年とブログ掲載回数100回について。 2024年の9月23日からこのブログを初めて1年が経過した。あっという間に1年が過ぎたという感想。ブログもちょうど前回が100回目の投稿となった。 ブ ロガーというプラットフォームを利用していることもあってかアメリカやヨーロッパなど海外からの閲覧も一定数ある。 始めたころはほとんど誰も見ない自分のための記録であったが100回目となると毎日、誰かが見てくれている状況となった。誰かの参考になっていればうれしい。 1年を通しての状況について。 閲覧数自体は始めたころよりは伸びているがそれほど多く伸びているわけではない。しかし今年の7月、8月は多くの閲覧数があった。 Xにも連動させているのでフォロワーが多い人がリツイートしてくれたりすると急に閲覧数が多くなることがあったりする。 100回の掲載の中で一番最初にアップしたXBOXONEの分解ブログが一番の閲覧数となっている。掲載期間が一番長いので当たり前かもしれないが断トツ1位の閲覧数なのである。 XBOXONEの情報は少ないのでもしかしたらヒットしやすいのかもしれない。 参照URLはXが一番多いがこのブログに直接飛んでくる人も一定数いる。それ以外はグーグル やbingの検索からくることもある。 閲覧国は日本が断トツに多いが続いてアメリカ、シンガポール、韓国、カナダ、ドイツの順である。 始めたころは携帯の写真を縦で撮っていたが今は横写真にしている。 第1回目のブログで使用した写真 まとめ。 人気ブログとなって収益化しようなどとは思っていないがこのブログを通してジャンク品の修理についてコミュニケーションがとれるようになりたいと思っている。 かなりマニアックなブログなのでこの情報が刺さる人は少数派だと思う。コミュニケーションができる領域にたどり着くにはまだまだ長い道のりなんだろうな。

初代PS3の発熱対策の記録

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初代PS3の発熱について。   初代PS3は自ら発する熱で周りの機器に悪影響を及ぼし経年劣化を起こしてしまう話は何度もしているが以前のブログで冷却ファンのプラスチック部分が溶けて変形していたことがあったのでその対策をすることにした。(その時の様子は コチラ ) PS3の外部に冷却装置を設置して強制的に冷やすことにした。その記録をする。 冷却装置について。 ノートPC用の冷却台を購入した。Q100ラップトップクーリングパッドという名前らしい。アリエクで1,500円ぐらいで購入できた。 開封すると冷却パッド本体と電源用のUSBケーブルが入っていた。冷却パッドは大きめのファン2個搭載されているのが分かる。 横から見た状態。台を傾けることができて傾けたときに下に落ちてこないようにストッパーも付いている。 後ろから見た状態。電源供給用のUSB差込口と追加のUSB差込口がある。追加でUSBが使えるのはうれしい。その横にはファンの回転数をコントロールするスピード調節のダイヤルもある。 電源を入れるとこんな感じに青く光る。ファンの強さは思ったより優しい感じだがファンの回る音がほとんど聞こえないのでとても良い。 PS3本体の下部に少し高さのある足を設置した。 PS3の正面部分に取り付けるUSBから電源を取るファンも用意した。 中には小型のファンが4つも設置されている。PS3本体の前面にあるUSBより電源をとる。正面にあるスイッチをいれるとファンが回る。これも優しい感じの風量だ。 先日、ハードオフで購入したPC用のファンにUSBから直接電源を取れるようにアタッチメントを付けて使用する。 全て取り付けるとこんな感じになる。なんか追加アーマーが装着されてずいぶん強くなった感じがするPS3である。 まとめ。 この状態でしばらく使用してみる。少し使用した感想は優しい風量でもそれなりに風の流れがあるのかゲームを長時間やっても内部ファンが強く回ることが無かった。 たまたまそうだったのかもしれないので検証時間が必要だ。また何か変化があったらその記録をしようと思う。

PS3(CECHA00)の整備で気が付いた記録

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初代PS3の整備について。   YLODの初代PS3をいつも通り整備した。RSX(GPU)側のプロードライザの容量抜けだと思うので470μfのコンデンサを取り付けた。 その整備をしていた時に気付いた点があったので今回はその記録をする。 容量抜けの対応について。 何度も出てきている初代PS3、CECHA00の基板「COK-001」である。この基板にあるGPU側のプロードライザに470μfのコンデンサを3つ取り付けて容量抜け対策を行う。 RSX(GPU)の品番はCXD28971DGBである。このGPUが初代PS3の問題児なのである。90nmのGPUから発生するの熱量が凄すぎるため周りにあるコンデンサ達に悪影響を与えている。熱にやられて劣化が進んでしまうのだ。 赤矢印はすでに470μfのコンデンサを取り付けた。赤丸部分はこれから取り付けるために基板の上にある緑色の保護材を削り取ってある。 こんな感じで3か所取り付けた。 今回のPS3の気づきについて。 今回の初代PS3はいつもとは違うものが貼りついていた。赤矢印部分にあるシートだ。プロードライザーの上に貼り付けてある。サーマルパッドの様に伝熱目的であれば基板の上にかぶさるシールドに密着するように少し厚みがあるのだがこのシートはペラペラなのである。 放熱性のあるシートなのかもしれない。 他のコンデンサに付いているサーマルパッドも赤丸部分は茶色で緑丸部分は黒のパッドが施工されている。なにか能力の違いがあるのだろうか。よく見るのはピンク色のサーマルパッドだ。 整備後の確認ついて。 当初より施工されたいた茶色や黒のサーマルパッドは廃棄して全て新しいものに交換した。 ここまで仮組をする。電源だけ確保してモニターにもつながずに電源をオンする。YLODなら数秒でLEDが赤点滅する。赤矢印の緑のLEDが10秒も点灯していれば起動しているはず。 ここまで確認したらすべてを組上げてモニターやネットにもつないで再度電源を入れて起動の確認とデータの初期化、システムのアップデートを行う。 まとめ。 初代PS3の生産期間は短かったと思うがCECHA00やB00は不具合が多かったのでモデル末期にはある程度、対策が施されていたのかもしれない。その結果このような機体が存在したのではないかと考えられる。 同時期のXBOX360もRROD(レッドリング...

PS4コントローラー分解整備の記録

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ジャンクのPS4コントローラー入手について。   前回のブログで報告した通り(前回の様子は コチラ )ジャンクのPS4コントローラーを入手した。一度もPS4コントローラーを分解したことが無いので勉強用に壊れてても良いし壊しても良いようにジャンクのものを購入した。ハードオフで1,100円だった。 少し前まではPS4コントローラーは3000円台だっと思うがPS5も出てPS4コントローラーのジャンク価格も落ちてきたのだろう。 今回はこのジャンクのPS4コントローラーの分解整備を記録する。 PS4コントローラーの分解と整備について。 ジャンクで購入したPS4コントローラーCUH-ZCT1Jである。見た目もきれいで触った感じは問題なかったが自宅に帰ってから調べると十字キーの下キーの調子が悪い。押しても押した感がない。おそらく内部のシリコンゴムが切れていると思われる。(下キーの反応はある) 背面の赤丸部分の4か所ねじを外す。 隙間にオープナーを入れ込んで少しずつ開けていく。 コントローラー下部にある赤丸の爪がなかなか外れずに苦労した。まだコツをつかめていない。PS3コントローラーならねじを外せば手で開けられるがPS4コントローラーは固い。 背面パネルが外れたら下から上へ開くようにして赤丸のフラットケーブルに注意する。本体側にあるフラットケーブルを手で引き抜いて背面パネルを分離した。 バッテリーのコネクターを外しバッテリーを取り外す。 バッテリーの台が緑の基板に爪で引っかかっているので矢印部分に細いマイナスの精密ドライバーなど突っ込んで開けると爪が外れる。爪が外れれば簡単にバッテリー台が取れる。 緑の基板にねじが固定されているので赤丸部分のねじを外す。写真は外した後。 基板上部の矢印部分にフラットケーブルが刺さっているのでこれも引き抜いておく。 前面パネルと緑基板の部分が分離できるようになる。今回、整備したい十字キー部分が見えてきた。 十字キーのシリコンゴムを取り外す時に下キーにあった黒い丸の部分がどこかに飛んで行ってしまった。予測通りシリコンゴムが破れて切れてしまっている。隣にある新しいものと交換すればメインの整備は終了。 背面パネルも分解する。コントローラー上部に白いパーツがあるので向かって右側部分を赤矢印の方へ上げてやれば白いプラが取れて他のパーツも外すことができる...