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9月, 2025の投稿を表示しています

PS3(CECHA00)の整備で気が付いた記録

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初代PS3の整備について。   YLODの初代PS3をいつも通り整備した。RSX(GPU)側のプロードライザの容量抜けだと思うので470μfのコンデンサを取り付けた。 その整備をしていた時に気付いた点があったので今回はその記録をする。 容量抜けの対応について。 何度も出てきている初代PS3、CECHA00の基板「COK-001」である。この基板にあるGPU側のプロードライザに470μfのコンデンサを3つ取り付けて容量抜け対策を行う。 RSX(GPU)の品番はCXD28971DGBである。このGPUが初代PS3の問題児なのである。90nmのGPUから発生するの熱量が凄すぎるため周りにあるコンデンサ達に悪影響を与えている。熱にやられて劣化が進んでしまうのだ。 赤矢印はすでに470μfのコンデンサを取り付けた。赤丸部分はこれから取り付けるために基板の上にある緑色の保護材を削り取ってある。 こんな感じで3か所取り付けた。 今回のPS3の気づきについて。 今回の初代PS3はいつもとは違うものが貼りついていた。赤矢印部分にあるシートだ。プロードライザーの上に貼り付けてある。サーマルパッドの様に伝熱目的であれば基板の上にかぶさるシールドに密着するように少し厚みがあるのだがこのシートはペラペラなのである。 放熱性のあるシートなのかもしれない。 他のコンデンサに付いているサーマルパッドも赤丸部分は茶色で緑丸部分は黒のパッドが施工されている。なにか能力の違いがあるのだろうか。よく見るのはピンク色のサーマルパッドだ。 整備後の確認ついて。 当初より施工されたいた茶色や黒のサーマルパッドは廃棄して全て新しいものに交換した。 ここまで仮組をする。電源だけ確保してモニターにもつながずに電源をオンする。YLODなら数秒でLEDが赤点滅する。赤矢印の緑のLEDが10秒も点灯していれば起動しているはず。 ここまで確認したらすべてを組上げてモニターやネットにもつないで再度電源を入れて起動の確認とデータの初期化、システムのアップデートを行う。 まとめ。 初代PS3の生産期間は短かったと思うがCECHA00やB00は不具合が多かったのでモデル末期にはある程度、対策が施されていたのかもしれない。その結果このような機体が存在したのではないかと考えられる。 同時期のXBOX360もRROD(レッドリング...

PS4コントローラー分解整備の記録

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ジャンクのPS4コントローラー入手について。   前回のブログで報告した通り(前回の様子は コチラ )ジャンクのPS4コントローラーを入手した。一度もPS4コントローラーを分解したことが無いので勉強用に壊れてても良いし壊しても良いようにジャンクのものを購入した。ハードオフで1,100円だった。 少し前まではPS4コントローラーは3000円台だっと思うがPS5も出てPS4コントローラーのジャンク価格も落ちてきたのだろう。 今回はこのジャンクのPS4コントローラーの分解整備を記録する。 PS4コントローラーの分解と整備について。 ジャンクで購入したPS4コントローラーCUH-ZCT1Jである。見た目もきれいで触った感じは問題なかったが自宅に帰ってから調べると十字キーの下キーの調子が悪い。押しても押した感がない。おそらく内部のシリコンゴムが切れていると思われる。(下キーの反応はある) 背面の赤丸部分の4か所ねじを外す。 隙間にオープナーを入れ込んで少しずつ開けていく。 コントローラー下部にある赤丸の爪がなかなか外れずに苦労した。まだコツをつかめていない。PS3コントローラーならねじを外せば手で開けられるがPS4コントローラーは固い。 背面パネルが外れたら下から上へ開くようにして赤丸のフラットケーブルに注意する。本体側にあるフラットケーブルを手で引き抜いて背面パネルを分離した。 バッテリーのコネクターを外しバッテリーを取り外す。 バッテリーの台が緑の基板に爪で引っかかっているので矢印部分に細いマイナスの精密ドライバーなど突っ込んで開けると爪が外れる。爪が外れれば簡単にバッテリー台が取れる。 緑の基板にねじが固定されているので赤丸部分のねじを外す。写真は外した後。 基板上部の矢印部分にフラットケーブルが刺さっているのでこれも引き抜いておく。 前面パネルと緑基板の部分が分離できるようになる。今回、整備したい十字キー部分が見えてきた。 十字キーのシリコンゴムを取り外す時に下キーにあった黒い丸の部分がどこかに飛んで行ってしまった。予測通りシリコンゴムが破れて切れてしまっている。隣にある新しいものと交換すればメインの整備は終了。 背面パネルも分解する。コントローラー上部に白いパーツがあるので向かって右側部分を赤矢印の方へ上げてやれば白いプラが取れて他のパーツも外すことができる...

PS2スリムの分解清掃の記録

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 PS2スリムについて。 何年か前にPS2スリムのSCPH-79000SSを入手した。PS2のスリムタイプとして2007年に登場している。価格は16,000円。重量が600gでACアダプターも小型化された。 厚型モデルのPS2の時はCPUのEE(エモーションエンジン)とGPUのGS(グラフィックシンセサイザ)が別々のチップであったがスリムモデルになって一枚のチップとなっている。チップ名前はEE+GS。(初代PS3のCECHA00やB00にこのEE+GSが搭載されているのでPS2も起動するのだ) このPS2スリムのディスクを開け閉めするフタのスイッチが入ったまま戻らなくなってしまったので分解清掃をを行った。その記録をする。 PS2スリムの分解清掃について。 赤丸部分のディスクのフタを開けるボタンが押されたまま戻らなくなった。(写真は元に戻っているので正常の時) 裏側に赤丸部分の6か所にねじがあるのでゴム足やキャップを取りねじを外す。赤矢印のとろこは封印シールがある。これをはがすと保証が受けられなくなる。しかし保証期間は終了しているのでもうはがしても問題ない。 ゴム足やキャップを取るとねじがあるので6か所すべて外す。 本体の上部パネルを背面から持ち上げるようにして少しずつ開ける。前面部分は爪があって引っかかっている。 背面から前面に向けて開けたところ。ディスク部分が汚れているし小さい黒い粒が多数あったので拭けるところは綺麗に拭き取った。黒い粒は多分、たばこのヤニだと思う。ゲーム機の熱で溶けたものが冷えて固まったものと思われる。 本体上部パネルの裏にフタの開閉スイッチがあるので赤枠部分を取り除く。ばねを取り外せは簡単に取れる。矢印部分を見ると押されたまま戻らなくなっている。 開閉スイッチが押されたまま戻らない原因は赤矢印部分にドロドロしたものが付着しており(多分これもヤニだと思う)これがへばりついてスイッチが戻らなかった。ここを無水エタノールで拭きとって綺麗にしたら開閉スイッチが問題なく動くようになった。 本体上部パネルを取り外した時に小さな部品が外れた。よく見ると赤丸部分の電源スイッチ部分のパーツだった。無くならなくてよかった。上部フタを取り付けるときに赤矢印部分に戻す。 前面に赤丸部分の爪があるが上部パネルを押し込むと爪がひっかかりしっかりとはまってくれる。 ...

PS3データ転送ユーティリティーの記録

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  メイン機のPS3について。 メインで使用していた初期型PS3(CECHA00)がYLODになり前回メンテナンスをした(前回の様子は コチラ )のだがメイン機を変更することにした。別で所有しているリファービッシュ品のCECHA00へ移行する。リファービッシュ品については以前のブログを参照してほしい。(リファービッシュ品とは コチラ ) メイン機からリファービッシュ品へデータを移行するためにPS3の機能にある「データ転送ユーティリティー」を使用してみた。また、リファービッシュ品のHDDを240GのSSDに換装したのでその記録をする。 SSDへの換装について。 メーカーも良くわからない激安の240GのSSDを購入した。フリマサイトで新品で1,600円ぐらいだったと思う。PCにつなげてディスクの管理にて未使用の状態で240Gあることを確認した。リファービッシュ品のHDDを取り出し240GのSSDへ乗せ換えた。 PS3の電源をいれると上記の画面の様に案内が出たので「はい」を選択しフォーマットした。 ソニーのHPからPS3のUPDATEデータをダウンロードして用意しておいたのだがフォーマットしただけで普通にシステムが入り起動した。いつからこの仕様になったのだろう。 ※フォーマットの後にピピっと音がなって電源が落ちたので再度電源を入れたら普通に起動してこの画面になった。(今はこのような仕様なのだろうか?良く分からない。) データの移行について。 ①が元メイン機のPS3で②がリファービッシュ品のデータを移行するPS3だ。(以後は①を旧メイン機、②を新メイン機とする) 転送するための事前準備について。 データ転送前に必ずやっておいた方がよいことがある。まずは旧メイン機のトロフィーを同期しておくこと。それと機器認証の解除。私はPSPからリモートで旧PS3を使用できるように登録していたのでこれを解除する。解除するにはPSPと旧PS3をUSBでつなげなくてはならない。 PSNにサインインした状態でアカウント管理の機器認証を選択すると登録しているPSPが表示されるので解除を選択すれば機器認証を解除できる。 PS3に機器認証できる上限数が限られている。以前までは5台と認識していたが調べたら今は2台だった。機器認証の詳細については別の機会にする。自分もしっかりと理解していない。 デー...

XBOX360Sを購入して設定をする記録

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  XBOX360Sについて。 2005年に初期型XBOX360が発売され2010年に改良版のXBOX360Sが発売となった。PS3も同じ問題を抱えていた熱対策がしてありCPUとGPUが統合されて45nmと細微化された。PS3の中期型も2009年に発売されており両メーカー共同じ様な時期に改良版を発売している。 以前、ジャンクでXBOX360S用の電源アダプターを入手していた(その様子は コチラ )ので本体が欲しくなってしまったのだ。 前回の初期型XBOX360の設定がかなりややこしかった。(その様子は コチラ )XBOX360Sも同じ道をたどるがもう実績があるのでやることは分かっている。 前回の対応時に気付かなかった事もあるのでその記録をする。 XBOX360Sの状況確認について。 今回、購入したXBOX360S。Sは「スリムのS」とのこと。ジャンクと言うことだが目立つ傷が多くあることとファンの音が急に大きくなることがある。でもしばらく時間が経つと小さくなり落ち着く。細かい傷は一生懸命磨いて目立たなくした。ファンの音は内部清掃すれば多分大丈夫だろうと思う。 背面は特に何も問題ない。USBポートが前面に2か所、背面に3か所の計5ヶ所あるのが良い。初期型XBOX360にはなかったWiFiも実装しているのでLANケーブルが必要なくなる。 本体底面にHDDを装着する部分がある。HDDは付いていない。ここにはマイクロソフトの専用HDDを装着しなければならない。250GのHDDがセットできる。 XBOXLIVEのインストールについて。 XBOXLIVEが登録してあるユーザーをダウンロードしようとするとXBOXLIVEのアップデートが始まる。 しかしUSB接続の外付けHDDは認識してもらえずデータ保存機に十分な空きがないと言われた。(320Gの外付けHDDを装着して状態である) 設定のデータ保存機器のオプションを見ると「システムドライブを作成」と言うのがあるので調べるとUSBメモリーなどにシステムドライブを作成するとXBOXLIVEのアップデートや過去に作成したユーザーデータをダウンロードできるようだ。システムドライブは最大32Gまででそれ以上の容量があっても32Gまでしか設定でいない。 USBメモリーにシステムドライブを作成すると「動作するための推奨条件を満たしていませ...