XBOX360の整備豆知識の記録
XBOX360の整備豆知識について。
今更ながらXBOX360やXBOX360Sを購入(その時の様子360はコチラ・360Sはコチラ)してからXBOXに触れることが多くなった。
XBOX360のジャンクを購入してその対応策を調べるとひとつの記録として残すには内容がなさ過ぎるけど記録に残しておきたい整備についてメモがあるので豆知識として記録する。
RRODではないレッドリングについて。
電源スイッチ部分は通常起動したときは緑色に光るのに赤く光って点灯していた。これはRROD(レッドリングオブデス)だと思ってた。RRODとはPS3のYLODと同じで本体に重大な異常があり起動しない症状のことだ。
しかし調べているとRRODは上記の写真のとおり赤く光っていない部分があるようだ。(赤点灯3つ)今回、購入したジャンクのXBOX360は全部が赤く光っている。(赤点灯4つ)
RRODではないとしたら何かもっと悪い症状なのかと思っていたらこれは映像出力のエラーでAVケーブルの接続不良であることが分かった。テレビ出力のコードをもう一度差し直したら問題解決して普通に起動した。
確かに赤点灯の状態でディスクのイジェクトボタンを押すと反応して動いたことを思い出した。普通に起動していたけどAVケーブルの接続不良で画面が映っていないだけだった。
起動後の赤点灯は何か大きな問題があることを伝える手段のように思うのだが紛らわしいサインだ。
XBOX360の電源部分の赤点灯サインの意味
1. 赤点灯1つ ハードディスクやメモリーユニットの故障
2. 赤点灯2つ 本体の過熱(冷やしてから再起動)
3. 赤点灯3つ RROD(マザーボードの故障)
4. 赤点灯4つ AVケーブルの接続不良
ディスクのイジェクトができない時の対応について。
イジェクトボタンを押しても開こうとしている感じはするのだが全く開かない本体があった。本体を分解しディスクユニットを取り出して整備しないといけないと思っていたら簡単に整備できることが分かった。
正面のパネルを外す。爪で引っかかっているだけなので強く引っ張れば外れる。
写真の場所に細長い棒を突き刺す。この細い棒はクリップを伸ばしたものだ。
実際に押しているときは見えないのでなかなか押せなかったのだが矢印部分の白いパーツが押されるとディスクのトレーが少し出てくるので出てきたところを引っ張れば手動でトレーが開く。
トレーを開けるとゴムベルトが見えるので写真の様に無水エタノールを含ませた綿棒をゴムベルトに当ててトレーを手動で開けたり閉めたりするとゴムベルト部分が回転してゴムベルトを掃除をすることができる。
この掃除をしたらイジェクトボタンが復活した。おそらくゴムベルトが劣化して滑っていたのだろう。掃除することでベルトがしっかりとギアを回してくれるようになったのだと思う。
まとめ。
今回は整備の豆知識を2つ記録した。赤点灯には4つの意味があることが分かった。またディスクトレーを手動で開けることができるのはユーザーに優しい設計だ。何かあったときにディスクが取り出せるのと取り出せないではダメージが大きく違う。手動でトレーを開ける機能はXBOXONEにも引き継がれている。
PS3はゲーム中にYLODになると通常ではディスクを取り出すことは不可能になる。本体が壊れそして中に入っているディスクも取り出せないのだ。ダメージが大きい。
YLODのPS3を修理しているときにディスクが入っていることがたまにある。何が出てくるのか修理中の楽しみでもあるのだがXBOX360は手動で取り出せるのでその楽しみがなくなってしまうな。
コメント