初代PS3(CEXHA00)整備の記録
初代PS3の整備について。
凝りもせずまた初代PS3の整備をする。CECHA00やCECHB00はPS1、PS2、PS3を起動することができるので大好きなのだが問題が多い子なのでしっかりとメンテナンスをしてあげないと長いお付き合いができない。
いずれCPUやGPUが熱でやられてしまうかもしれないがそうならないようにメンテナンスをしてあげて大切に使用したい。
いつもと同じメンテナンスだがこの記録を残す。
YLODの整備の方法について。
シスコンリーダーがなければ何も始まらない。これにつなげて診断すると3034と1001のエラーが出ているのでRSX(GPU)側のはんだクラックが原因と推測できる。
とりあえずいつもの通りGPUをヒートガンでリフローしてはんだクラック部分を直す。(その様子はコチラ)
リフロー後に仮組をして電源を入れたらLEDが緑に光っているのでYLODが解消されたのを確認した。
いつも通りのGPUのプロードライザの容量抜け対策で470μFのタンタルコンデンサを丸部分に設置する。はんだが付くようにデザインナイフで緑色の部分を削った。
赤矢印部分にタンタルコンデンサを設置した。
ドライブも載せて仮組をし動作テストを行う。動作テストは以下の通りに行う。
1.起動確認
2.ネットワークの確認(有線と無線 無線はA00の場合のみ)
3.PS3のシステムアップデート
4.PS3の初期化
5.ドライブの確認(PS1、PS2のCDとDVD、PS3の全てのメディアの読込確認)
上記の動作確認が問題なければ清掃をする。ファンは取り出してほこりをふき取る。ファンのボックスの中にもほこりがあるようなら水洗いする。
外装関係は電子パーツを取り外してこのように石鹸水で綺麗にする。この作業をすると綺麗になる。
水で石鹸水を良く洗い流して乾かす。ねじ穴に水が残っていることがあるので注意する。
固くなったサーマルパッドを新しいものに変更する。CPUやGPUは新しいグリスをしっかり塗ってグリスアップする。
本組をして再度動作チェック。
問題なければWD-40で磨いたあとにタミヤのプラモ用のコンパウンドで更に磨く。WD-40で磨くと少しべたつくのでタミヤのコンパウンドで仕上げるとべたつきもなくなり綺麗に仕上がる。
まとめ。
毎回こんな感じで初代PS3のメンテナンスを行っている。コンパウンドで磨いて綺麗になるとうれしい。磨く作業をしているということは整備が上手くできた証である。
YLODが直ってもHDDを読みに行かないとか起動はするが映像が映らないとかドライブが交換されていて読込できないとかPS2のみ起動しないなどいろいろな原因で修理不可能な個体もある。時間をかけて直らなかったときは悲しいがその分、成功したときはうれしい。
このうれしい気持ちが欲しいためにゲーム機の整備沼にハマってしまったのだ。











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