XBOXONEコントローラーの不良調査の記録

 Xボタンだけ反応しないコントローラーについて。

中古で購入したXボタンだけ反応しないXBOXONEコントローラーがある。しばらく手を付けられなかったが時間ができたので確認する。何か飲み物でもこぼしたのか、又は前回のPS3コントローラーのように(前回の様子はコチラ)ペットの毛が中に入り込んでいて簡単に掃除をすれば治ると思っていたのでその記録をする。


コントローラーの分解と整備について。

第3世代のコントローラーである。見た目もきれいで特に目立つ傷もなく、Xキー以外は何も問題ない。早速分解を開始する。

コントローラー裏面のグリップ上部に棒状のオープナーを挿し込み出来た隙間に青いプラのオープナーを利用して下までこじ開けていく。下まで隙間ができたらあとは手で力を入れてグリップのパネルを外す。このコントローラーはグリップのパネルさえ外してしまえば簡単に分解できる。


5か所のねじを外すと外装の表と裏のパネルが簡単に外れる。アナログスティックも手で引っ張れば抜ける。


唯一面倒なのが赤丸部分のモーターコードが基板に直接はんだ付けしてあるのでそれを取らないとこの基板が外れないこと。

第3世代の基板には黄色の絶縁テープと思われるものが貼ってある。第4世代のコントローラーには採用されていない。


モーターコードのはんだを外しひとつ目の基板を取り外すとやっと各ボタン部分がある基板にアクセスできる。この基板に問題があるはずだ。ただ、ここまで分解していてホコリやペットの毛など汚れはなく中はきれいな状態である。


二つ目のの基板を取り外しXボタン部分を見てみたが汚れなど何もない。とてもきれいな状態だった。念のため無水エタノールを付けた綿棒できれいに拭いて仮組し動作確認する。


最小限でねじ止めしモーターコードもはんだ付けせず、取り外したL、Rボタンも外したままだ。これでチェックをしたがやはりXボタンは全く反応がない。


再度、ボタン部分がある基板までアクセスして基板をじっくり観察した。よく見ると赤枠のところが錆びているように見える。Xボタンから配線が伸びていてここの錆により断線しているのではないかと考えられる。これ以上の対応はできないと判断し整備は終了とする。
またジャンクがひとつ増えた。

まとめ。

前回のアナログスティックの修理(前回の様子はコチラ)も上手くいかず今回も修理できないので整備失敗続きである。
でも今回の第3世代コントローラーの不良部分は二つ目の基板であり、前回の第4世代コントローラーの不良部分はアナログスティックがあるひとつ目の基板なのでニコイチで修理ができるかもしれないと考えた。ただし第4世代はボタンがひとつ追加されているので基板の形状が違うことが想像されるが一度確認してみよう。

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