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3月, 2025の投稿を表示しています

PS3コントローラーのメンテナンスの記録

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PS3のジャンクコントローラーについて。 ジャンクのPS3コントローラーを入手した。4つでかなり安かったのでひどい状況なのだと思っていたが外観は悪くない。 ただし白いコントローラーは前回注意喚起をした偽物のコントローラーであった。(前回の様子は コチラ )他の黒いコントローラー3つに行ったメンテナンスについての記録をする。 コントローラーの状況把握方法について。 PCでネット上にあるコントローラーテストアプリを使用する。ゲームパットテスターだ。( GAMEPAD TESTER )このアプリを起動して各コントローラーをPCとUSB接続する。 接続すると写真の青ラインの通りにコントローラーを認識してくれる。もし認識しなかった場合はそこで終了。今回はしっかりとPS3のコントローラーと認識してくれた。 コントローラーのボタンを押すと赤枠の部分の様に押したボタンに対応しているところに黒い縦ラインが出るのだがこのコントローラーは何も押してないのにたくさんのボタンが押されている反応を示している。これが暴れるコントローラーと言われる現象だ。 ジャンクのコントローラーはほとんどがこの現象といって良いと思う。この現象なら内部のスポンジを少し厚くすれば簡単にメンテナンスすることができる。 コントローラーの裏面の5か所のねじを外していつも通り分解する。(分解の様子は コチラ ) バッテリーのコネクターを外す。今回、このコネクターを簡単に外せる爪が付いたリムーバーツールを購入したので使ってみたけどちょっと微妙だった。ペンチで外すよりは良い。 バッテリーがあった基板のねじを外して写真の様に持ち上げるとコントローラーが暴れる原因部分が見える。 2か所の赤丸部分が本来はしっかりと密着していてフィルムのケーブルから押されたボタンの電気信号が緑の基板に伝わるはずなのだが密着する役目をしているスポンジが経年劣化でつぶれて押す力がなくなり誤った信号を送っているのだと考えらえる。 ピンセットでフィルムをめくると見えている赤矢印の黒いものが原因のスポンジだ。このスポンジに厚みを持たせて緑の基板と密着するようになればしっかりと信号を送ることができる。 今回のメインのメンテナンスがこれ。黒いスポンジを外してそのスポンジに2ミリ程度の両面テープを貼り付けた。両面テープは黒いスポンジと同じ大きさにカットする。 両面テ...

激安ESCの性能比較の記録

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  ESCについて。 ESCとはエレクトロニックスピードコントローラーの略で文字通りラジコンのスピードをコントロールするメカである。またESCにバッテリーをつないで受信機やサーボに電気を送る役目もしている。 ESCはスピードをコントロールするのだが激安で販売しているESCはどれぐらいの性能なのかを確かめてみたのでそれを記録する。 ESCのテスト環境について。 用意したものはタミヤのファインスペックのコントローラーとその受信機。エンドポイントを操作することができないので単純に接続しただけで各々のESCにどれだけの性能差が出るかを確かめる。 モーターはマブチの540ブラシモーター、バッテリーはLiPoバッテリーを使用する。 テストはESCを各々写真の様につないでモーターの回転数を調査する。モーターの回転数は携帯アプリの「Giri」を使用する。このアプリはモーターの回転する音を拾って回転数を出すらしい。調査中はモーターからビビり音が出ないように下にタオルを敷いておいた。 調査するESCについて。 調査№1 MERIGLARE BDESC-S10E-RTR 購入価格 740円 調査する中で一番安いESCだ。価格はアリエクで740円であった。とにかく他を圧倒する安さである。あまりにも安すぎて今まで手を出していなかった。 №1の結果 16957.4rpmであった。回転数を示すrpmとは1分間の回転数を示すとのこと。 これを基準として他も比べてみる。 調査№2 YSIDO YS-60A-RTR 購入価格 1,080円 価格も安く見た目も格好いい。スイッチの部分にゴムがかぶさっておりスイッチが水にぬれてもある程度は水の侵入を防いでくれそうだ。これもアリエクで購入。 №2の結果 16957.4rpmであった。なんと№1と全く同じ結果であった。 調査№3 メーカ名不明 ホビーウイング1060の同等品 購入価格 1,800円 所有しているESCで一番高い。とは言うもののこれも激安品に分類される。2年ほど前に購入した。最近はこの商品の販売をあまり目にしなくなった。粗悪品が多いとも聞く。フリマで購入した。 №3の結果 17038.1rpmであった。今回の3つの比較のなかで一番高い結果となった。 まとめ。 3つを比較すると№3の1060同等品が一番回転数が高いということになるが他二つと...

HDMI出力しないPS3の記録

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画面の出力がないPS3について。   HDMIもアナログも出力しないPS3がある。少し前まで何の問題もなく動いていたのに急に画面が映らなくなった。出力設定の初期化を行うとHDMI出力できるようになるが主電源をOFFにするとまた映らなくなる。 HDMI出力について見るべきところを調べたのでそれを記録する。 出力設定の初期化について。 出力設定の初期化とはPS3を起動する電源ボタンを押すと「ピッ」と音がするのでそのボタンを押したままにしてもう一度「ピッ」と音がしたらボタンを離す。少し待つと上記の画面が出てきて出力の初期化を行う。 HDMI出力部分の確認について。 いつものように分解して基板を取り出した。この基板はCOK-001(CECHA00、CECHB00共通)である。赤丸部分がHDMIを制御するチップ部分だ。3ミリぐらいの厚みのある遮熱シールらしきものが付いている。 遮熱シールをはがす。シールが劣化してカチカチになっていた。(もともと固いのかもしれないが)またかなり強力にくっついていたのでシールをはがす時に割れてしまった。 HDMI端子部分のはんだ割れも確認した。目で見る分にはとくに割れがあるとか何か問題があるようには見えない。アナログも映らないのではんだ割れが原因ではないだろうが念のため確認した。 先ほどのHDMIを制御するチップをリフローするために少し粘土のあるフラックスをチップ周りに塗る。 ホットガンで380度、風量3~4ぐらいに設定して2分半ぐらい熱を当てた。フラックスが溶けてしばらくするとHDMI制御のチップがふわっとなったので中のはんだが溶けたのだと思いすぐに熱を当てるのをやめた。 少し熱を冷ましてから無水エタノールでフラックスをきれいに拭き取った。 はがした遮熱シートはもう粘着力がないので代わりにアルミテープをはっておいた。この貼り方だと中に熱が溜まってしまうのかもしれないがとりあえずこれで様子見。 結果は以前と何も変わらず画面出力のリセットをしないと画面が出てこなかった。 まとめ。 画面出力を記憶している部分のどこかに障害が出てそれが読みだせず毎回、画面出力のリセットを行わないと出力しないのかもしれない。内蔵のボタン電池が影響しているかもと思い交換してみたが変化はなかった。 出力関係のエラーはGPU側のエラーが影響している可能性もあるのでGP...

PC背面にUSBポート増設の記録

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  PC背面のUSBポートについて。 PCの背面にあるUSBポートにはキーボードの無線用受信機やブルートゥース用のアンテナ、XBOXのコントローラー(有線タイプ)など接続しており空きポートがない状況である。またUSB-CのポートもないのでPCに内蔵タイプで増設したいと考えていた。 アリエクで2,000円ぐらいで売っていたものを購入したのでその取り付けを記録する。 USBポート増設について。 購入したのはUSB3.0x2ポート、USB-Cx2ポートありPCI-Expressx1のものだ。PCI-Ex1でもx4でも接続対応できるようである。よくわからないプラスのねじが2本とドライバーディスクが付いていた。説明書は中国語と英語で良くわからない。 PCの側面を開けて基板の状況を確認した。増設ポートを見るとグラボの下に赤丸部分のPCI-Ex1のポートが見える。ここに今回購入したUSB増設基板を取り付ける。 赤矢印部分にUSB増設基板を取り付けた。グラボとのクリアランスがほとんどない。これで取り付けは終了なので側面の蓋を閉めて増設したUSBポートが認識しているかを確認する。 設定からデバイスマネージャーを起動して赤ラインのUSBアイコン(ユニバーサルシリアルバスコントローラー)部分に何もエラーが出ていないのでポン付けで認識していた。 USBポート増設後のPC背面。黒いケースにUSBポートのパネルも黒いのでマッチしている。なかなか良い。自己満足。 まとめ。 前々から欲しかったUSBポートの増設とタイプCポートの追加ができた。 追加したUSBポートからサブディスプレイ用の電源をUSB経由で供給することができる。PC用に供給しているOAタップはいろんなアダプターが付いていてごちゃごちゃしているがサブディスプレイ用のアダプターを外しひとつ無くなったので少しだけスッキリさせることもできた。

初代PS3のプロードライザ容量抜け対策の記録

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プロードライザの容量抜けについて。 初代PS3(CECHA00、CECHB00)の基板番号はCOK-001である。基板の赤線部分に番号が書いてある。 2か所ある赤丸部分にプロードライザというコンデンサがある。(裏面にも2か所あるので合計4か所あり)このプロードライザは電気を溜めたり放出したりする場所なのだが劣化してくると容量抜けを起こして電気を溜めておけなくなりCPUやGPUが必要な電気を得られずYLODを発生させてしまう。 電源を入れて3~4秒して起動しそうだが立ち上がらすYLODを起こす機体はおそらくこの容量抜けが原因でYLODを起こしていると考えられる。 前回リフローして動くようになった初代PS3(前回の様子は コチラ )だがプロードライザの容量抜け対策として470μFのタンタルコンデンサを取り付ける記録をする。 取り付けるタンタルコンデンサについて。 今回はプロードライザの容量抜け対策として補助的にタンタルコンデンサをCPU側とGPU側に各1個ずつ取り付ける。左側の丸はCPU用、右側の丸はGPU用のタンタルコンデンサの取り付け場所だ。 取り付けるタンタルコンデンサはこのような形をしている。矢印の帯がある方がプラス極性である。コンデンサの容量は470μF(マイクロファラド)。 このタンタルコンデンサは1.9ミリと薄い。通常の厚みのあるコンデンサを使用すると修理後、シールドを設置したときに干渉してしまう。コンデンサは電気を溜める場所なので熱を持つ部分にシールドが干渉してしまうと大変危険な状況になる。 最悪の場合は発火してしまう ので必ず薄いタイプを使用する。(干渉する部分のシールドをカットする方法もあるが鉄板をカットするのは大変である) タンタルコンデンサの取り付け手順について。 タンタルコンデンサを置いてマジックで設置場所をマーキングする。赤枠部分に濃い緑色のラインがあるのだがそのラインの内側がプラス極性である。なので帯のあるプラス側をライン内に入るようにしマイナス側はライン外に出す。 マーキングした部分をデザインナイフなどで基板の上に塗布されている緑色の部分を削る。プラス側は 濃い 緑色のラインから絶対にはみ出ないよう に注意しながら削る。 赤丸部分が緑色の塗布を削ったところ。はんだごてを当てて熱が入りやすいように少し広めに削った。削りカスが出るのできれいに...

プロポと受信機のリンク方法の記録

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 ラジコンを「動かす」について。その2 プロポと受信機をリンクさせなければラジコンを動かす事はできない。先日、久々にリンクさせようとしたときにリンク方法を忘れてしまっていたので受信機とのリンク方法について記録をする。 プロポと受信機のリンク方法の手順について。 プロポはフタバの3PV、受信機はフタバ互換のコロナR8SFを使用している。 R8SFの受信機右側面を見ると3ピンの接続部分が1番から8番まで8か所ある。まずここに受信機をリンクさせるために必要なESCを接続する。 ESCは矢印のある2番に接続する。ESCにバッテリーをつなげるので受信機はESCを通して電気を受ける。ちなみに1番はサーボ用だ。 3ピンケーブルの向きはグランド(GND)が写真の様に右に来るように接続する。メーカー品だと3ピンケーブルのコネクター部分に爪があって向きを間違えないように配慮されているが激安のESCのコネクターには爪がないので取り付けの向きに注意する。 残りの3番から8番は使用しない。飛行機やヘリなどチャンネル数が多く必要な場合に使用する。車であれば最低2チャンネルあればよい。ちなみにこの受信機にLEDをつなげればそこから電気が供給されてライトをつけることもできる。 ESCとバッテリーを接続して赤丸部分のスイッチをオンにするとR8SFの受信機に電源が入り裏面にあるLEDが赤く光る。まだプロポにリンクしていない状態だ。 赤く光っているLEDの近くの矢印部分に小さいスイッチがある。 近くにプロポを用意してプロポの電源を入れる。今回は4台目の登録になるのでプロポにある右矢印ボタンを押してモデル番号を4番に設定した。 その後、受信機にある先ほど説明した小さいスイッチを数秒押して離すとLEDが緑に点灯する。緑に点灯すればプロポと受信機のリンクが完了したということになる。 リンクが成功しているか調べてみた。先ほどの受信機の1番にサーボを接続してプロポのハンドルを右に左にと回してしっかり反応しているのを確認した。 まとめ。 このメカ類をラジコンに搭載すればプロポのモデル番号4番を選択すれば動かせるようになる。年末に購入したCC-02シャーシのランクル40を組み立てたときはこのメカ類を搭載するつもりだ。